五頭連峰 大日山(924.0m)[冬山]

1. 山域・メンバー

山域・山名 五頭連峰 大日山(924.0m)
ルート 阿賀町石戸登山口~野須張峰~大日山 (往復)
メンバー L成海、内山、伊藤(実)、伊藤(静)(峡彩山岳会)

2. 行動記録

日程 2007/3/25
タイム 3/25 石戸登山口6:50発~野須張峰100m手前で行動中止9:50~820m地点で休憩10:00~12:10~石戸登山口13:40着

報告(成海)

天気予報を信じて昼頃から雨があがる事にして予定通り入山する。先日の冬山教室で歩いた五頭縦走の続きを歩きたいと考え,始めて登る石戸口から主稜線を目指しました。雨のそぼ降る中すばやく雨具を着け出発。尾根通しに杉林を抜け雑木林を行くと400~500m辺りから雪が混じり始め登山道が不明瞭となる。途中の稜線はやせ尾根となっており斜面に残った雪面をトラバースして進む。600mからは広いブナ林の続く雪の斜面となりつぼ足で雨でゆるんだ雪面を登る。820mピークで休憩を入れ野須張峰を目指して出発して間もなく強い揺れを歩行中に感じる。明らかに地震によるものですぐに藪に掴り雪崩などの事態を想像する。すぐに皆と相談して先ほど休憩した820mピークまで戻り大休止とする。穴を堀りテントポールを立て4~5人用テントフライをかけ中に入る。外はあいかわらず雨が降り風もあり視界も悪く体も濡れ寒いのでここに入ると「ほっ」とする。静さんの作ったおいしいスープ餃子をいただき体を温めて下山する。すぐ雨で濡れ腐った雪に足をとられながらさっさと来た道を下りる。歩き出して程なくするとようやく雨も上がり視界がきいてきた。左手には阿賀高原のゴルフ場が広がっている。マンサクの花や寒桜の花にようやく目が行くようになった頃,登山口に到着。早い時間だが家路に着くことにする。

感想

あいにくの雨の中,行動したのですが視界も悪く残念な一日になりました。天気が良ければ宝珠山まで行こうとも考えておりましたので。今回初めて山中の行動中に地震に会いとても不安な思いをしました。足元の雪斜面が崩れるのではないか。土砂崩れが発生するのではないか。また余震があるのではないかなど考え登行する気持ちが一気になくなってしまい急いで安全なところまで下りました。後で携帯の災害情報で震源地を聞きやっと状況が分かり冷静になりました。付き合ってくれたメンバーに感謝します。風邪などひかなかったでしょうか。