新潟を中心に活動する社会人山岳会・峡彩山岳会のホームページです

1.山域・メンバー

山域・山名	蔵王・仙人沢
山行内容	アイスクライミング
メンバー	L吉川 他：笹川
天候	晴れのち曇り

2.行動記録

記録	吉川
日程	2022年2月12日 0900 ライザスキー場ゲレンデトップ – 0920 仙人沢アイスガーデン 1530 – ライザ駐車場 1630

3.報告

今年に入って2回アイスクライミングを計画していたのですが、残念ながら2回ともオミクロン株やら悪天候やらで中止になってしまいました。ならば3度目の正直と思って夏沢鉱泉を計画しましたが、これもまた南岸低気圧が直撃、中止…。もはや呪われているのでは？？と思いましたが、気を取り直して天気のいい蔵王に行ってきました。今シーズン初アイスです。

晴天なので混雑を予想して8時にライザに着きましたが、第一駐車場はすでに満車、第二駐車場に誘導されました。支度をしながら周りを見ていると、半分以上がハイカーのようです。リフト券を購入して（今年から1回券×2枚＝700→1000円に値上ってました）、リフトを2本乗り継いでゲレンデトップへ。

冬の蔵王はこれまで何度も来ているものの、毎回天気が悪く、薄暗い中にボヤ〜と佇む巨大なスノーモンスターには薄気味悪いイメージがありました。でも、今日は完全に別世界でした！リフトトップから見える無数のスノーモンスターが広がる光景は圧巻の一言でした。人が多いのも納得です。

仙人沢までは立派なトレースがあったのでサクサクと降り、リフトから20分ほどでアイスガーデンに到着。支度をしていると、笹川さんのお知り合いの西川山岳会のベテランさんとばったり。この日1日、ご一緒させていただきました。

まずは傾斜の緩い糸滝に取り付きました。昨年、リードトライしたい！と思っているうちに春になってしまったので、昨年の宿題ということになります。約1年ぶりのアイス、かつ長いルートのリードは初めてなので緊張しましたが、スクリュー連打しながらなんとか終了点まで這い上がることができました。小さな目標ではありますが、達成できて嬉しかったです。背中を押してくれた笹川さんにも感謝です。

糸滝をTRで何本か遊んだら、ミニ氷柱へ移動しました。ミニ氷柱にTRを張るために、右側の氷瀑（2段15m？）を登って支点にアクセスしたのですが、氷の薄いこと薄いこと。。下から上まで厚さ15cmあるかないかで、下手なところに足をかけると崩壊して水流が露わになる部分も。落ち口はもはや氷がなく、テムレスで水の中の岩を掴んで沢登り状態。西川山岳会の方がトップ、私がセカンドでしたが、糸滝リードよりもしびれました…。

さて無事にTRを張ったらミニ氷柱にチャレンジです。が、、、やっぱり昨年に続き、バーチカル部分では全く歯が立ちません。ベテラン2人に手取り足取り教えてもらいながらフガフガもがいていたら、そのうちちょっとコツを掴んで、わずか1mですがバーチカル部分を登ることができました。去年は離陸すらできなかったので、少しは進歩したと信じたいです。

ちなみにベテランのお二人は難なく完登。西川山岳会の方に至っては、なんとストレートシャフト＋スキーブーツ＋アイゼンで！上手な方は道具を選ばないということがよくわかりました。また機会があればご指導いただきたいです。