1.山域・メンバー
山域・山名 | 下田・袴越山 |
山行内容 | 冬期一般登山 |
メンバー |
峡彩山岳会:楡井、吉川 新潟山岳会:小林 |
天候 | 雪 |
2.行動記録
記録 | 楡井 |
日程 |
2022年2月23日(水・祝) 0900八木神社 – 0930八木鼻 – 1215袴越山 – 1310高城城跡 – ヒメサユリの小径駐車場1430 |
3.報告
当初は蕗山(566m)から下田のマッターホルン(645m無名峰)へ登る予定でいたのだが、このところの大雪で下田地区でも比較的積雪の少ない袴腰山に変更した。冬晴れの日には近隣の愛好家が沢山訪れる人気のコースである。八木ヶ鼻から見下ろす景色、粟ケ岳や守門岳の最高の展望台だからだ。
8時に下田道の駅 漢学の里に集合し、下山後のために車をひめさゆりの小径駐車場に移動させる。この駐車場は除雪もしっかりとされているし、あたたかいトイレも使用できる。一台で登山口まで移動(オートキャンプ場の駐車場)して出発する。
若いバリバリの吉川さんと、比較的若い小林さんと、70に近い私。足を引っ張らないで歩けるかな?と思いながら八木ヶ鼻の斜面に取り付く。うっすらと残るトレースに乗ったり離れたりしながら、岩壁に連なる尾根に出た。楡井、吉川はスノーシュー、小林はわかん。寒波も峠を越えたようで空はそれほど暗くないが、それでも時折吹雪いて視界を遮ることがある。
ラッセル の深いところと浅いところの見極めをしながら追分の松へ来ると、高城城跡の小屋が丸見えであった。ここから三角山までが意外と長く感じられた。ぶなのみちの見返りの丘の鞍部から山頂への急登が今日のハイライトだ。わずか80メートルの上りだが、胸までのラッセル となった。ストックを2本束ねて体の前に置き、そこに重心を傾けて足を振り上げる。「なんとなく要領を得ました」と吉川さんが言っていた。
袴腰山の山頂は勿論誰もいない。小屋で休むことにして、早々に出発しよう。山頂からは転がるような急斜面であるが、10メートル20メートルと降りるとだんだん尾根状になってきてルートがはっきりする。松の木の小ピークをいくつかやり過ごし、空堀のギャップを越えて広い台地に出ると高城の小屋に到着して、初めて休憩らしい休憩をとった。
ここから下は先日の登山者の踏み跡が残っており苦労せず下山できた。貸し切りのいい山行でした。二人にはヒメサユリの時期にも時間を作って訪れてもらいたいと思っています。楽しい山行でした。お二人さんありがとうございました。