【会山行】三国岳集中登山[ハイキング、沢登り]

1.山域・メンバー

山域・山名 飯豊連峰三国岳
山行内容 ハイキング、沢登り
メンバー 沢隊:L太子、戸貝(美)、田中
尾根隊(一泊):L松原、木村
尾根隊(日帰り):成海、吉川
天候  

2.行動記録

記録 木村
日程 2019年9月14日(土)~2019年9月15日(日)

3.報告

それぞれメンバーをピックアップして6時30分に高速阿賀ICに3台で全員集合。遅めのスタートであるが,好天の中のんびり行こてばね!と楽観し車を進める。御沢キャンプ場は北アルプスと見まがうばかりの満車状態!皆一様にこんなの初めてと驚きながら用意を整える。

沢隊は小白布沢を遡行して三国小屋への直登ルート,夕方までに合流の予定で今宵の酒を尾根隊に託して軽量化を図り出発。尾根隊も4人で8時スタート。松原さんのザックが1泊にしても重いので,何が入っているんですか?と尋ねると,共同のスープ材料を大コッヘルに詰めて持ってきたとの事。食糧も各自なのは解っているけど,やっぱり皆で集まるんだからと有難い心遣い。日帰りの吉川さんは半袖・短パン姿で手足の長さを強調,松原さんは敬老の日を意識したのか真っ赤なザックカバー。二人の後姿を見ると明らかなコンパスの違いが!平成生まれと昭和20年代生まれとの差が一歩に如実に表れている。

日帰り装備との差もあり,日帰り組が先行して先を進み,秀峰清水でリラックス。剣ヶ峰の取りつき手前で沢隊と交信,現在950m地点で順調との事。スタートが遅いせいか剣ヶ峰付近も登山者は見えず,日帰り組が順調に登って行く。泊り組はスープ用の水も加えたのでも登りになると途端にペースが遅くなる。それでも昼前に小屋に到着,いつもなら切合~本山小屋まで登るのだが,今回は三国小屋までなので,まずは冷たいビールでクールダウン♪成海さんの枝豆と大日岳から御西の稜線をつまみにビールが進む♪吉川さんからのビールの差し入れもあり,まったりとした時間を楽しむ。

そろそろ沢隊が見えても良い頃と,小屋からスコープを借りて沢筋を覗くが人影らしきものは見えない。吉川さんが「ヤッホー」木村が「タッコー」とリーダーの名前を呼ぶが,こだまが返ってくるばかり。2時前に日帰り組は下山を開始したので,泊り組は小屋前で佇んでいると弥平四郎側から楡井さん企画の本山ツアーの20人以上の団体が,小畑さん喜本さん赤沢さんもいる。疲れている人もいるようだが3時に切合小屋に向けて出発して行った。今日は弥平四郎も大日杉も満車との事なので,予約済みとはいえ,さぞかし切合小屋は混雑しているだろうと案じながら御一行を見送る。三国小屋も今夜は30人以上との事なので,2階にスペースを貰って沢隊の到着を待つ。ようやくスコープに3人が捉えられたがまだ下のほうで,こりゃあ5時過ぎになるなぁ,5時にスープの用意をすれば良いかと松原さんと話し,再びビールと仲良しになる。

5時も過ぎ,谷筋は日が陰ってきたが姿は確認出来ない。「オーイ」と声をかけると「オーイ」と返事が!近くまで来ているらしい。6時近くになり,声もはっきり聞こえて直下にいるようだが,ガスがかかり何も見えない。ヘッドランプで方向を示すがなかなか上がってこない,草付きのルートで手こずっているようだ。

6時20分,ようやく這い上がって3人が到着。金子管理人さんも一安心。小屋内でガサガサは迷惑になるので,外で着替えて松原さんのあったかスープを勧める。疲労した沢組からは「いや~温かくてばか良い!これから食事の支度なんて出来なかったて!」と感謝の言葉。松原さんナイスです!8時前まで外で過ごして就寝翌日は下るだけなので,のんびりと行動し飯豊の湯で汗を流し一ノ木で十割そばを食べ一路新潟へ。天候にも恵まれた会山行であった。