日程 | 平成16年6月19日(土) | |
メンバー | L.木村 戸貝 伊藤 内山 | |
タイム | 6/19 | 猿倉登山口(8:20)―田代山(9:50)―帝釈山(11:15)―〃下山(14:10)―田代山(15:20)―〃下山(15:45)―猿倉登山口(16:25) |
6月は湿原月間でした。1週目は苗場山、2週目は八十里越の田代平、3週目はかねてから行きたかった南会津の田代山です。1週目、2週目は時期が悪く、ほとんど花が見られなかったので今回に期待をかけます。
新潟を4時に出発し、R49からのルートを取り、きっかり4時間で舘岩村の登山口に着きました。登山口すぐの駐車場は車が20台ほど、バスも1台来ていました。スペースがなく一段下の、とても入りたくないようなトイレのある駐車場に車を止めました。登山口には白い冷蔵庫が廃棄。と思いきや、登山届入れでした。さらに入山者数のカウント計もあります。登りに入るとすぐ、トリカブトに似たトリカブトでない花がそこここにあり、植物の本を持ってくるのだったと後悔したのでした。登りは終始、比較的緩い傾斜でしたが風が無く、日が差すと暑いのなんの。樺の木の混じった林からトウヒの林、さらに笹と樹林は刻々と変化し、樹木が低くなったところで、木道に出ました。時間にして1時間強、最初の湿原小田代です。細かい花がいろいろ咲いているのですが、判るのはチングルマ、イワカガミ・・とお粗末なこと。青いタテヤマリンドウ、ピンクのヒメシャクナゲは後に判明。小さな花ですが、色とりどりに共演し、これぞお花畑という感でした。さらに岩混じりの登山道を少し行くと、再び前方が開け、先程のお花畑+ワタスゲの群落が出現。池塘も出てきてヤッター!湿原の真ん中に田代山山頂の看板が在りましたが、平らなのに山頂?と変な感じでした。池塘は枯れてえぐれているものもあり、近年の異常気象をいやでも考えさせられました。木道で食事の人の脇を通り、帝釈山に向けてさらに前進。避難小屋を通り過ぎ、再び森林の中へ。バスで来ていた団体とすれ違いました。ここでは大根に似た花にねむの木の葉を大きくしたような葉を持つ、初めて見る花の群落がたくさんあり、後でオサバグサと教わります。頂上直下の少しばかりの急登と岩場を乗り越えるとキバナシャクナゲの咲く山頂へ。あまり広くない山頂は大変賑わっており、私達もつくば市から単独行の72歳のご婦人と山談義で盛り上がり、長居をしてしまいました。いつしか周囲はガスに包まれ、下山はミストを浴びながら涼しく歩きました。復路の田代山は視界が10m程で違う山にいるようです。これもまた美し。2倍楽しめたお得感がありました。帰りは桧枝岐で入浴及び蕎麦をいただき、銀山平経由で帰って来ました。新潟22時過ぎ着。
さて7月にはどんな花が見られるのでしょう?