表妙義

月  日  平成16年6月27日(日)
メンバー  L.松原 小山 本望 原田 高橋 野村 戸貝 伊藤 内山
タ イ ム  登山口(9:35)―石門群―大砲岩―見晴台―妙義神社(12:25)

26日の研修会を終えて、翌日は表妙義ハイキングとなった。道の駅妙義に1台車を残し、登ること8k、中之岳神社向いのPで車を降りる。車移動中から濃霧が発生し、湿度もかなり高い。名勝妙義山の姿は全く見えない。車道脇の登山口から登り始める。石畳の遊歩道のようなコースや石門を巡るコースなどいくつか選択でき、私達は石門コースへ行く。足元の視線を上に向けるとはるか頭上に岩のアーチを見つけ感嘆の声。登っていくといつしかアーチをくぐり、今度は上から見下ろす。もみじの大木があり、秋は岩と紅葉のコントラストが素晴らしいそうだ。そしてその頃には長蛇の列が出来るとのこと。しかし、この日山中で出会った人は10人ほど。秋以外はあまり人気が無いらしい。この時期の人気の無さの原因は後に判明する=ヒルの犠牲になった者数名。妙義は実はヒルの里かもしれない。鎖をつかんでの岩場の下りや巨岩の間のすり抜けは「きゃー怖い」と言いつつ、楽しい。稜線へ出るコースへは行かず、中間道という道を行く。道中のメインは大砲岩。その突き出たてっぺんに鎖を手繰って上る。高所恐怖症の人は絶対行ってはいけない所。夏でもぞくぞくしそう。対岸の岩群はぼんやりガスの中で、晴れていたら恐怖倍増のことだろう。大砲岩を過ぎてからは、緩いアップダウンで、歩幅の合わない丸太の階段と湿った落ち葉の道と岩かべと隣合せながらのへつり歩きが交互に現れる。林の中もガスが漂い、袋状の蜘蛛の巣があちこちに尋常でない数見られる。幽玄の世界というか、独り歩きはしたくない感じであった。メンバーは変化に乏しいだらだらの道は不得意らしく、そんなに長時間歩いた訳ではないが、皆よっぱらになってしまったようだ。見晴台からも何も望めるはずもなく、ビールが出たものの、宴会ムードにならない。さっさとゴールの妙義神社にたどり着きたいという雰囲気。見晴台から20分ほどの下りで妙義神社に出た。境内にあったユキノシタという花が印象的。神社を背に昔ながらの歩幅の狭い石段をいくつも下り、車道へ。車を回収に行ってもらい、道の駅Pの隅で昼食を取った。
稜線の縦走は私には無理かな?ちょっと行ってみたい気がする。

記:内山