飯豊山 [ハイキング]

1.山域・メンバー

山域・山名 飯豊連峰
山行内容 ハイキング
メンバー

L木村・戸貝(美)

天候

 

2.行動記録

記録 木村
日程 9月21日~23日

3.報告

 21日の4時半に戸貝宅を出発し、津川-西会津が通行止めであったが新津ICより高速に乗る。台風一過を狙っての山行だが、曇り空のなか車を進める。6時過ぎに御沢に到着し準備に取り掛かる。車は10台も無く、6時35分静かにスタート。

 飯豊信仰の表参道であり、樹林帯の中をゆっくりと進む。9月も半ば過ぎなので汗もさほどかかずに高度を上げる。下十五里・横峰で一服し、秀峰水に到着。8月であれば水筒は空に近くなっており、水場でたっぷりと補給し、ビシヨビショどころかグッショグショになった上着を脱いで冷たい水でひと洗いするところであるが、今回は水もさほど消費せず、気温によってこうも違うのかと驚く。

 11時過ぎに三国小屋に到着。管理人は今日から小国山岳会の羽田さんで、台風の影響で林道が通行止めとなり、新発田・赤谷経由で来たとの事。今日は何処までと聞かれ、切合小屋か元気があれば本山小屋と答えたところ、御西小屋の管理人の草刈さんが、ダイグラ尾根の途中でマイタケを採って上がっており、本山小屋にもお裾分けしているから本山まで行ったほうが良いとのアドバイス。これはろ~れも行かんばなんね!と内心思いながら。三国小屋を後にする。

 切合小屋に1時20分到着。他の登山者と話をしていると、我々と同じで切合小屋か本山小屋かで迷っている様子。本山小屋の金子さんの電話番号を聞いたので電話すると、「今日は貸切りだぁ、5~6人引っ張って上がってきて」との事。戸貝さんに、時間もあるしマイタケが待っているから行きましょ!と強くアピール。天候も晴れつつあり、小屋泊りとテント泊の若者2人に我々はユックリペースなので、4時過ぎに到着予定と金子さんに伝えてと頼み、1時50分に重い腰を上げる。ガスも晴れ草履塚から本山・大日がくっきりと姿を現わす。

大日岳もクッキリ

僅かに残っていたマツムシソウ

姥さま・御秘所・御前坂

 4時10分に本山小屋に到着。管理人の金子さんに差し入れのミニトマトを渡し、「なんか美味しいマイタケがあるって聞いたけど?」とカマをかけると、ニヤッと笑い「5時過ぎねっ!」と一言。

 今日の泊りは我々を入れて5名。贅沢に陣地を広げ一息ついていると、ソーラーバッテリーの電燈とカセットガスのストーブを持って金子さんがニヤニヤとやって来た。早速マイタケをストーブで炙り熱燗の中に投入!パックの日本酒が忽ち高級マイタケ炙り酒に変身!旨い!他のお客にも声をかけて山談義に花が咲く。金子さんも新潟市なので「今日は新潟県人会だぁ」飲め飲めとピッチが上がる。天気は良いが寒気が入っているらしく、外は3℃小屋で7℃。そんな中6時過ぎに1人の登山者がドアを開けて入って来た。予約も無く平然としていたので、金子さんが「山では遅くとも4時には小屋に入らないと駄目なんだよ!」と注意する。聞けば10時に御沢を出発し、切合小屋で4時過ぎとの事。新潟は亀田から来た若者でした。

新潟県人会の始まり始まり!

採れたてのマイタケ炙り酒

霜が!本山へ向かう途中

 外に出て一服すると新潟の夜景をはじめ会津・米沢等の夜景が広がる。蔵王の向こう側がほんのりと明るいのは仙台の街明かりだ。しっかし寒い!〆にラーメンを食べてシュラフに潜り込んだが、寒くて眼が覚め慌てて着込む。隣の戸貝さんはツェルトをひっ被っていた。

 翌朝は雲が無いが寒い!金子さんがトイレの脇のタンクに氷が張っていたとの事。我々はのんびりと準備を整え6時45分に小屋を出発。本山を通過した所で草刈さんとスライドしたのでマイタケのご相伴に与ったお礼を伝える。

 御西小屋で水を詰めてデポし大日岳を目指す。強かった風も収まってきたなか10時45分頂上に到着。戸貝さんはコロナもあり2年ぶりの山頂だ。

本間文雄がスイスで客死してから19年。

想いの場所でラム酒を捧げる。

あと何年来られるだろうかと自問する。

山頂でのんびりマッタリして、12時半に下降開始。

玄山道からの駒形山・飯豊本山

梅花皮・北股をバックに献杯

 本山小屋に3時半に戻る。着く頃には小雨がぱらつきだしてきた。今夜の宿泊は7人。夕食と共にビール・ワインを飲んで軽量化に努めていると、金子さんがやって来て再び懇談タイム。10月2日に下山との事。今年は6月に入ってから1回も降りなかったので早く床屋に行きたいと切望していた。外はガスガスでしたが昨夜と違い暖かく7時半に就寝。

 翌朝は6時20分に下山を開始する。三国小屋で管理人の羽田さんに本山小屋で「マイタケごっつぉになりました、バカうんめかったです」とお礼を言い、御沢を目指す。古傷の左膝が痛み出してペースが落ち、下十五里辺りから小雨となって来たが静かで良い山行でした。

開運与太話

其の一 飯豊本山から駒形山向けて歩いていると前夜の寒さのせいか急に催して来たので、笹藪に。「緑なす 草月平の 草原で 笹を分け入り 急ぐ用足し」 名作が誕生した瞬間でした。

其の二 御西小屋のトイレの物凄さはあまりにも有名で、「これは見なかった事にしよう」「息を止めて入ろう」「決して下を向くな」「外でしたほうがまし」等、伝説のトイレであったが、草刈りさんが格闘の末にとてもキレイになったとの事。2日目に本山小屋に戻ってから聞いた話です。

其の三 下山して飯豊の湯でトイレに行き、ウォシュレットを使っている時、尻の底から「あ~里に降りてきたなぁ」と実感しました。
  
オマケ 本山小屋の前の管理人の渡辺さんの力作です。新潟弁(新発田弁?)「はぐる事」

お し ま い