光明山 [会山行]

1.山域・メンバー

山域・山名

 下田山塊・光明山

山行内容 夏山ハイキング
メンバー

L楡井、伊藤芳、近、佐越

天候 9/11 晴れ

2.行動記録

記録
日程

2022年9月11日

3.報告

笠堀ダムサイト手前の登山口には、以前あった『土砂崩れによる登山道崩落、危険、登山禁止』の立看板、トラロープもない。道は少し人が歩いた気配を感じせっつ少し草は生えているもののしっかり歩き易い。ブナ林と杉の混じった明るい林は朝の光が射し、なんとも美しく癒される景色に思わず感嘆の声をあげてしまう。その後登山道は崩落した箇所に支しかかると巻き道がしっかり形成されてあった。ブナ林で少し小休止する。左手沢側のトラバースルートになり細く険しい道が、続く。所々岩にびっしりとついたコケが滑り易い急登が続き、草をたばねたり、枝をつかまりながら慎重に登った。斜面をつって歩く道は沢の高巻きのやぶ漕ぎを思い出す感じがして話しをすると楡井さんから「なぜこの山はへつり道が多いのか」と突然皆に質問されるが誰もわからず。。昭和30年頃まで山頂直下に砥石の産地があり人力で担いで運搬路として切り開かれた道であったとおしえて頂く。古(いにしえ)の人々の生業(なりわい)の為の歴史深い道で有る事を知り、昔の人々の思いを馳せ、登山出来る事に感謝の気持ちが増した。そうこうしているうちに七曲峠に着くと石仏が祀ってあり、そこから「粟ケ岳・矢筈岳冬に登れる烏帽子岳が見えるよ」と説明して頂く。展望が広がり見晴らしのいい場所であった。山の神では周りの木々が元気伸びている中に、祠があったが楡井さんが祠を教えて祠がなければ見失ってしまう程、木々に埋もれていた。

万之助山を経て中光明の登りではスラブのゴツゴツした岩尾根は見た目程険しくなく歩き易かった。又岩の景観が格好よく感嘆の声をあげ皆で記念撮影!『フイゴの立負(たてぶい)と言われている場所であるが、なぜ(たてぶえ)じゃなく(たてぶい)なのか?解る人?』と又又質問タイム。かつては背中に砥石を横に背負っていたが、この岩板の細い場所では砥石を縦に背負い直した場所でないと通過出来ない事から立(たてぶえ)と名付けられたと知識を教えていただく「なるほど~」と皆で納得して頂く。岩尾根のトラバースと岩稜が続き予測通り12時ちょっとにようやく山頂に到着となる。 狭い山頂の展望は粟ケ岳・白根山・毛無山・守門・浅草・下田の山容が見渡し最高の景観でした。この日は暑く、長い無用足早に下山を開始し、日陰でランチタイム休憩をとり、来た道を下山する。「持って来た3リットルちっとの水分が下山まで足りるかな~」と心配しながら残量を大切に飲みながら、ようやく最初の水場に到着し杉林も見れ下山は近いと一息! と思いきゃ?ヒル発見!慌てて払って足早に「下山しましょー」と急ぐ。こんな時期にヒルがいるんだと驚ろかされた。無事下山して靴・ズボンを再度点検するとみなヒルのお土産が!!これには驚ろかされました。(笑い) 以前(7年ほど前)友達と光明山を登ろうと登山口に来て立看板を見て断念、役所に修復の問い合わして以来この山は登れないものと思っていましたが、今回会で光明山山行を行なう事を知り企画に心躍りました。登山道は今現在藪で整備されてなく悪路でないのか、ハチが出る時期大丈夫であるか、、、など滅多にないチャンス前から行きたいと思っていた山、ギリギリまで迷ったのですが、参加させて頂き嬉しさと達成感で一杯です。低山ながら久しぶりの険しくてロングアプローチの変化に富んだ面白い山、お天気と眺望に恵まれた充実した一日を過ごす事、企画して下さった楡井さんご一緒に登山して下さった皆様に感謝で一杯です。 ありがとうございました。