地域研究・井戸小屋山

(井戸小屋山 東蒲原郡上川村、902m)

(日時)   平成13年3月4日(日)

(メンバー) L.込山・成海・戸貝・内山他1名

行動概要(内山)

◎日程平成13年3月4日(日)

◎山名井戸小屋山(東蒲原郡上川村、9・02m)

◎メンバーL.込山・成海・戸貝・内山他1名

◎行動記録

上川村棒目貫の一番奥の佐藤さん宅まで除雪されており、車で入れた。佐藤さん宅は20年以上前まで民宿を営んでおり、峡彩の会員もお世話になったらしい。込山さんが挨拶に行った後、全員でワカンを着け、出発する。出発地点の標高は260m、曇りでやや暖かい。林道から385mの小ピークめがけて登り着くもその先まだまだ林遣が伸びているので、逆らわず林道通しに行く。カーブミラーの鏡が雪面から出ているので2m位の積雪だろうか。ぐさぐさの春の雪だ。

50分程進むと二股になる。右手に行くと下りになり「たきがしら湿原あと1km」の看板がある。私達ば「県の造林地」という方へ向かう。ほどなくまだ若い杉の木がちらほら見え始めた。結局標高530mまで林道を使って行った。視界は良く、ここから目指すピークとそこへ通じる尾根がぐるりと良く見えた。標高750m位までは初心者の山スキーの練習に適しているのでは。との込山さんの話。尾根が広く程よい傾斜で、私も練習に丁度良いと思った。途中、一か所雪堤を乗越し方角が変わる。広い尾根は木が全然無く、スキーのゲレンデのようになっていた。左手のブッシュ沿いに標高を上げて行くが、成海さんが見事なラッセルで一気に登り、やがて細尾根となった。細くなると左手は雪庇が張出し、右手はクラストして落ちているので木の間のどこを歩くか難しかった。

登り始めて3時間で山頂に着いた。と同時に雨がぱらつき、山頂が狭く、風も出てきたため少し下る。樹林の中で一休み、ミズナラの立派な大本があった。雨はみるみる風雪に変わり、早々に下山する。クラストしていた所はワカンを外し、慎重に下る。登りで雪堤ができていた所で30分かけて、横穴雪洞を掘った。2か所から掘り、5人用に十分に広い宴会場ができ、楽しいひとときを過ごした。

下りは2時間。下山後、佐藤さん宅でお茶をよばれる。また、行きに通ってきた道路が雪崩で10m位雪で塞がれてしまい、雪洞掘りをしたばかりなのにまた雪かきというおまけ付き。天気はそれほど悪化せず、久し振りにピークを踏め、雪洞も居心地良く、大変良い山行になった。

記 内山