1. 山域・メンバー
山域・山名 | 五頭山塊・大蛇山周辺 |
ルート | 石間登山口~下の沢川遡行~大蛇山~宝珠山~石間登山口 |
地図 | 出湯・馬下(1/25000) |
山行内容 | 沢登り |
メンバー | (L)都丸(峡彩山岳会) |
2. 行動記録
記録 | 都丸 | |
日程 | 2010/05/23 曇り 風強い | |
タイム | 5/23 | 石間登山口7:40~入渓8:00~源流部12:10-12:50~大蛇山13:05~石間登山口14:40 |
報告
毎年、沢初めの「試し」に使っている下の沢川に今回も行ってきた。残雪の量が一つの関心になっていたところ、去年の4月後半と比べてやや少ない程度だった。雪渓処理の練習と思えばちょうどいい。
本流
長いロープを忘れてしまったので15mだけザックに入れた。石間登山口に車を置いて支沢沿いに車道を下り、本流が見えたところで三面張り護岸を越えて今度は川沿いに遡っていく。20分程度で堰堤の上に出て入渓した。
序盤の2m2条CS滝は今回は一発で越える。ムーブが頭に入っていればどうということはない。
10m2段の滝はこれまでは最初から巻いていた。下段は登れることは分かっているので今回は取り付いてみる。ホールドはしっかりしているが、一部が滑りやすいので登るときは慎重に行動した方がいいだろう。上段は取り付きようもなく左岸を巻く。
15mの滝は最初の数mがポイントになる。前回までは、右壁に取り付いて途中で水流をまたぐ登り方だった。今回は左壁を直接攻める。途中の一歩のスタンスが小さく緊張するところを無事通過、上半分は簡単だ。
二又の滝はあっさり巻いて以後淡々と遡る。沢床に雪のブロックを見るようになった。雪のつまった枝沢を見て今回も上の方は駄目かなと思う。
源流部の核心
それでも540mの二又で右に入る。ここから先が下の沢川の真の核心と言ってもいい。五頭の源頭近くではよくある、もろい岩とのっぺりした壁のいやらしい滝群といってしまえばそれまでだ。ただこの沢の場合はある程度登りようがあるので、取り付いてみる価値はある。
最初の6mCS滝は半ばまで登ったもののやはり先が続かず退却した。岩がもろくてフリーソロではちょっと怖い。次の6mCS滝も左岸を巻く。例によって雪渓が出てきていったんは巻きに入ったものの、どこかで下降できないかと探りながら行く。トイ状から続く連段の滝の手前で雪渓が切れているので沢床に戻る。その滝は微妙なバランスとスタンス選びが必要なもので登り甲斐がある。続く小滝も楽しい。2段10mの滝は登った覚えがある。しかし上がった雪渓の隙間から下降ができず右岸を巻いた。続く滝も同じような状況で巻くと滝場は終わる。
稜線上はかなりの強風なので沢中で大休止を取った。道に出てからは風に煽られながら下っていった。