関東の山と雲上の温泉 硫黄岳と本沢温泉 [会山行]

1.山域・メンバー

山域・山名

南八ヶ岳・本沢温泉〜硫黄岳

山行内容 ハイキング
メンバー

L戸貝・SL吉川・楡井・太子・木村

天候

11/12 晴れ

11/13 晴れのち雨

2.行動記録

記録 木村
日程

2022年11月12〜13日

3.報告

12日6時に鳥原Pに集合し高速に乗る。天気は快晴で妙高三山もうっすら白い姿を見せている。

高速が繋がっているので、麓の八千穂高原ICまで一気に到達。国道141号を南下して松原湖方面から本沢温泉入り口を目指す。駐車場から更にダートで進めるのだが、5人乗車なので無理せず10時に駐車場に車を停めて準備に取り掛かる。

その時、ビデオカメラを手にした女性から声を掛けられる。テレビ朝日の社員で、本沢温泉が「ゆるキャン」というアニメ映画にここの温泉が出た影響で人気の温泉となった事から、1週間張り付いて登って行く人をレポートしているとの事。今日が最終日で、我々に同行の依頼があり喜んで了承し、一緒に10:30に登り始める。

ジャンボテントやコッヘル大等の共同装備や冬用シュラフ等でザックが膨らむ。今回の食担の吉川さんのザックが一番重いが、唯一の若手なので良しとする。

なだらかなダート道を進む。カラッとした晴天で、やっぱりどこか新潟とは違う感覚を覚える。途中で富士山を眺めたりしてゆっくりと登る。今日は本沢温泉にテン泊なので、急ぐ理由も無い。折々に休憩してテン場を目指す。休憩時にテレ朝の女性に聞いてみると、やっぱり若い女性が多く、こんな大きなザックを背負ったグループは少ないとの事。木村・太子・楡井のネイティブな新潟弁が飛び交う会話にもビックリしていたが、「我々のザックを背負ってみるかね?」という事で戸貝さんのザックを担がしたら、マジに目がテンパッテ「無理ですぅ~」の悲痛な声を上げる。

その後彼女の視線には、「よくまぁこんな重い物を担いで???」という色が加わった。

重そうに見える?ザック
冬用装備は嵩張ります。

ザックと雨蓋が違うような?楡井さん特製ザック!

野天千円・内風呂千円
日本一高い?

なんやかんやで13:30にテン場に到着し、テントを設営後、早速通年営業では日本一標高の高い2,150mの野天風呂を目指す。木村は30年以上前にも入った事があるが、なんか道が違っていて時の流れを感じながらも野天風呂に到着。スパッと脱いでタオル一丁とビールを持って木造りの湯船に浸かる、思わず「う~っ」という声が漏れる。白濁した熱めの湯で開放感溢れ、ビールが旨い!

湯船の脇を流れる川の川原が白くなっているので、良く見ると凍っており、2千mの高度を実感。ここでも取材を受けていましたが、我々は風呂の開放感もプラスされて「ほうろけて」おりました。

野天風呂でも取材を受ける

吉川さん今回は足湯でした

取材の主人公は戸貝さん

15:10にテン場に戻り夕食(宴会)の準備をしながら各自好みのアルコールを追加摂取し、至福のひとときを満喫する。テン場は本沢温泉小屋までの木々の間に広がっており、かなりスペースがあるようだ。今夜は10張り位だろうか? 間違いなくウルサイのは我々のテントだと確信する。

陽も暮れなずんできたので、テントに入り夕食とする。今回は吉川さんが特製の鳥鍋を頂く。具材も豊富で、何より食器を差し出すだけで熱々の「うんめぇ」鍋が頂けるのは「しあわせ」でした! 夜半には樹々を抜ける風の音が強くなり、明日の硫黄岳アタックは速めに行動しようという事にしましたが、とりあえず残りのアルコールの摂取に努め、結局遅めの就寝となりました。

テレ朝の社員と記念撮影

テント前でまったりと寛ぐ

各自好みのアルコールを堪能

食担の吉川さん特製鳥鍋
酒が進みます!

8人用ジャンボはゆったり
テント泊の良さを堪能!

翌朝は5:00に起床して吉川さんのキムチうどんを腹に納め、6:15にアタック装備で硫黄岳を目指す。

夏沢峠までは樹林帯の中を進むが、見上げると雲の流れが速い!案の定稜線に出ると風が強いが何とか天気は持ちそうだ。雨具を着て暴風対策をしながら高度を上げ振り返ると、北八ツの蓼科山、そしてその奥には美ヶ原が眺まれる。更にその向こうの雲の合間に見えるのは北アだろうか。

硫黄岳のピークに近づくにつれて風も強まり、登山道も一部凍っていたが、9:10に頂上に到達する。赤岳までの北八ツの主稜線が曇天の中で姿を見せる。

長居は無用という事でそそくさと下山を開始。「テン場に戻ってあったけぇカップラーメン食べよてば」を合言葉にひたすら下る。

硫黄岳の荒々しい山肌

北八ツ蓼科山をバックに

硫黄岳頂上にて

南八ツの稜線もクッキリと

テン場には11:00に到着したが、雲行きが怪しいのでほっこりラーメンタイムは無しにして撤収に取り掛かる。テントが濡れてしまうと後片付け「あとまたじ」が大変なのだ!

本沢温泉入口駐車場に13:15到着し、その後稲子湯温泉で汗を流す。温泉を出る頃からポツポツとフロントウインドウに雨があたり始め、小海町で遅い昼食の後、雨の高速を一路新潟に向け安全運転で帰りました。

やっぱり表日本のメジャーな山も良いなぁと感じた山行でした!

後日談 戸貝さんの所にテレ朝から連絡があり、11/21の午後6時半頃からのスーパーJチャンネルで放送されるとの連絡があったので、「これは観んばなんねぇ!と思い、録画しましたが、地元新潟の話題ばっかりで??? 後で分かった話ですが、首都圏(東京・千葉・埼玉・神奈川)だけの放映でした。幸いテレ朝からDVDが送られてきたので、晩酌の肴として楽しみました!

★動画はこちらからご覧いただけます。