三度目の正直? 北信五岳 黒姫山[山スキー]

1.山域・メンバー

山域・山名 北信五岳 黒姫山
山行内容 山スキー
メンバー L木村、太子、戸貝(美)、伊藤(実)
天候  

2.行動記録

記録 木村
日程 2021年2月6日(土)

3.報告

 当初1月の9・10日で計画していた妙高で山スキーとゲレンデスキーであったが、大雪で延期。2回目の30・31日も悪天が予想された為順延した今回の山行。

 当初は三田原山であったが杉野原の第3リフトが動いていないので、相談の結果、太子さんの「スキー場のリフト使えば2時間ちょっとで行けるてば!」との声に楽に登りたい一心のL木村をはじめメンバーはすぐに同意し、行先を変更し黒姫山となる。

 好天は土曜のみの予想で、ピーカンの高速を進む。妙高山・火打山・焼山がクッキリと姿を見せて期待が高まる。

 しかし、黒姫スキー場も上部のリフトは運航されておらず、900m以上の登りが待ち受けていた。しかも、結構な一本調子の登りである。

 好天のせいか多くの山スキーヤーやボーダーが既にジグザグと列をなして上がっている。

 シールを貼り9時50分登行を開始するが、今シーズン初の山スキーなのと、楽出来る当てが外れたのでペースが上がらない。

 ヒーコラ言いながら高度を上げて行く。振り返ると野尻湖を眼下に苗場・志賀高原、その奥に浅間が顔を覗かせている。

 リフト降り場迄上ったところで大休止、ここから稜線迄もなかなかの傾斜があり、先が思いやられる。徐々に間隔が離れ、若い伊藤君が先頭に、熟年組はスローペースが続く。

 とっくに2時間は経過するが稜線はまだまだ遠く、稜線に着いたのは2時と3時間以上かかる始末であった。

 腹はへっているがノンビリともしておられない。が、とりあえず一休みし太子さんはアルコール燃料を補給。

よろっと行こてば!と滑走を開始する。樹林帯の中の深雪で思ったように曲がれず、コケルと起き上がるのにも悪戦苦闘する。疲れも出て次第に姿勢も後傾となりヘッピリ腰での滑走を続ける。そんな中でも太子さんは燃料補給のせいか、攻めの滑りを観せつつ先を行く。

途中で先行者のトレースを追ってルートを外すが、温泉!・ビール!温泉!ビール!とリズムをとりながらゲレンデ脇にたどり着いた。

深雪とはいえ、スキー技術の未熟さを思い知らされた山行であったが、その夜のビールとワインもたっぷりと身に染みた山行であった。