1.山域・メンバー
山域・山名 | 谷川連峰 谷川岳・天神尾根 |
山行内容 | 冬山ハイキング・トレーニング |
メンバー | 太子、吉川 |
天候 | 晴れのち曇り |
2.行動記録
記録 | 吉川 |
日程 | 2019年12月22日(日) 0900 天神平 – 0950 熊穴沢避難小屋 – 1200 トマの耳 – 1300 熊穴沢避難小屋 – 1430 天神平(雪上訓練) |
3.報告
雪山トレーニングを兼ねて、太子さんに谷川岳に連れて行ってもらいました。天神平からトマの耳までアイゼン歩行・ルート旗の練習、天神平に戻ってから雪上確保の実習、という内容で計画していただきました。
当日朝は、始発のロープウェーで天神平へ。天神平の積雪は30-40cm程度で、今年はやはりかなりの少雪のようです。熊穴沢避難小屋までは雪が少ないので夏道(トラバース)を利用しました。
天狗の留まり場までは春のようなポカポカの陽気でしたが、そこから上はガスが出てきたのでルート旗を打つことに。約50mおきに地面にさしていく、という単純な作業ではありますが、初めてだったのでとても新鮮に感じました。特に50mという距離は普段あまり意識して歩いていないため、何度も振り返り確認しながらの作業になりました。1本ごとにちゃんと50mずつ着実に進んでいるという達成感(?)は歩を進める励みにもなりました。旗をさしながら山頂に近づくにつれて、ますますガスは濃く・風は強くなり、残念ながら眺望は全くなかったので、オキの耳は諦め、トマの耳で証拠写真を撮ってそそくさと退散。肩の小屋の裏で風をしのぎながらお湯を飲み、ほっと一息つきました。
さて、下山です。ところが、登る時は一方向なので簡単でしたが、下りは尾根が意外とのっぺりしていて、ガスが出ていると一見どこに下りていいのかよく分かりません。ここで登りながら打ってきたルート旗のありがたみがよくわかりました。よく目をこらすとガスの向こうにひらひらとはためく赤旗がしっかりと見えます。その方向に進めばいいという安心感は絶大でした。
帰りの熊穴沢で昼食をとり、天神平に戻ってからは雪上確保の練習をしました。しゃがんでのボディビレイ、肩・腰絡み、スタンディングアックスビレイ、そしておまけで引き上げシステムを、実際にロープを使いながら教えてもらいました。斜面を転がり落ちる太子さんをスタンディングアックスビレイを受け止めてみたら、ロープが肩に食い込んで想像以上の激痛!1回目はうっかりアックスが抜けてしまいました。「そんなのでは助けられんてば」と斜面の下の太子さん。精進します。
小一時間ほど斜面を転がり落ちたり引っ張ったりして、15時半に撤収。谷川岳PAでモツ煮定食(大盛り)を食べ、帰路につきました。