会心の鳥海山スキー 1・2

1.山域・メンバー

山域・山名 鳥海山
山行内容 山スキー
メンバー 5.7~5.8:木村昌克

5.17~18:木村、太子

天候  晴れ

2.行動記録

記録 木村昌克
日程  1:2017.5.7~5.8

2:2017.5.17~18

3.報告

5/7~5/8単独

GW明けの8日の勤務後,高速に乗る。GWの代休を9日に充てたが,天気もお日様マークで良さそうだ。

道中も空いていて順調に象潟に到着。道の駅に車を泊めてガストで晩酌。

トラックも少なく快適な車中泊で翌朝を迎える。少し風があるが,鳥海山がバッチリ!

コンビニで食料を仕入れ,いざ祓川へ。

林道途中までは積雪が少なかったが,駐車場付近は例年より多めに感じた。

もっさらもっさらと準備をして7時にスタート,今回は10年以上使った板から新調したスキー一式! シールも効いて順調に高度を稼ぐ。

昨年までは,ザックにスキートップを細引きで結び,半引き状態のアイゼン登高であったが,ようやく普通の格好となった。

風が心配されたが,そよ風状態で上部まで足を進める。頂上直下の斜面は,あと少しなのだがなかなか届かない。

先行者が颯爽と降りてくる。前夜の冷え込みで表面に張った薄氷がシャラーンと流れて行く。こちらも負けじとクライムサポート最高にしてググッと踏み出す。シールが効かずにズルッと板が下がり,つんのめる。薄氷がシャラーンと流れて行く。

ようやく頂上に,風もなくタバコの煙がゆっくりと青空にたなびき,ビールが沁みる。

眼下にはまだまだ多くの人が登高中で,今日は50人以上が登っている感じだ。

名残惜しいが,11時半滑走開始。好天のせいで雪は柔らかいが文句はナシ! ナシ!

春の鳥海山をたっぷりと堪能して駐車場へ,日向ぼっこを楽しみながら道具を乾かし一路新潟へ,温泉で汗を流し満足感に浸った山行であった。

5/17・18 太子・木村

会のメーリングリストで太子さん達が18日&23日に鳥海山に行くとの事。

もう一度と考えていたところだったので,太子さんに連絡する。

戸貝さんは都合がつかず2人で17日16時に太子さん号で出発する。

静かな山行になりそうだ。

ずっと好天続きで,明日も予報は晴れマーク。かなり雪は減っているだろうと想いを 巡らせながら日本海を北上,象潟道の駅に到着。展望風呂でリラックスして夕食&晩酌。

翌朝は一時サーッと薄雲が流れたが,祓川の駐車場に着けば青空と鳥海山がお出迎え。

7時過ぎに出発。風も無く暑い。七滝避難小屋付近で大休止の他,ところどころで1本立てながらゆっくりと登高。

太子さんと,頂上直下までスノーモービルで行けるとしたら幾ら位ならOKか?

それだと2回滑れるなぁ等と,のめしこきな事を言いながら頂上を目指す。

ボーダーからツボ足まで,様々にうららかな春山を楽しんでいる。

風もなく日差しが強いので,行動着1枚で頂上まで到達。

まずはビールで乾杯!ラーメンで腹を満たし紫煙をくゆらす。

遠くに岩木山,そして右手に岩手山がうっすらと見え,振り返れば月山と朝日連峰が,海岸線もスッキリと飛島,男鹿半島が望め,至福の時間を満喫。

新山に登山者が1名,登頂して鳥海湖方面へ降りて行くのをダラダラと見送る。

太子さんが亀に見える岩がある?というので探すが見当たらない。替わりに雪の花が咲いていた。陽気のせいで長くは咲いていまいが,岩肌とのコントラストが美しい。

男女2人パーティーがなんとドローンを持ってきており,女性の滑降シーンを撮影しながら滑って行く。自分のスキーが昔のテレビ番組「SKI NOW」みたいに観られるのか

なぁと感心する。

1時過ぎ,すっかり乾いたシールをザックに仕舞い込み滑走開始する。

ひぃひぃ言った頂上直下のバーンもあっという間に滑り降りるが,もったいないのと,腿がきついので,途中で一服タイムとする。

ザックにはもう1本ビールがあるが,運転する太子さんに遠慮してガマン?ガマン!

下るにつれ,頂上がだんだん遠ざかりフィナーレが近づいてくる。

斜面の勢いで最後の雪原を進み,融雪水で板の汚れを落として駐車場へ戻る。

下山報告後,満足感をたっぷり背負って林道を下り,象潟の展望風呂に再び浸かる。

途中,道の駅へ寄ったりしてのんびりと新潟へ。「ばかいかった」山行でした。