飯豊・石転び沢

ワタクニ@峡彩です。5/17日に石転び沢に行きました。

 前回の山行が5/3日だったので2週間が空いてしまった。時々の都合があるので仕方の無い事だが、継続しないと緩んでしまう体質(と云うよりは習慣、酒とタバコ。)なので、ホン石転び沢は最初から却下した。前回の杁差は1300m位から縦溝が出始めたが、果たして今日はどうか?

 町道は倉手山登山口までで、チャリスタートとなる。朝一の重荷+チャリは堪えるが、帰路にブヨの襲来を逃れるメリットの方が大きいと思う。飯豊山荘から温ミ平までは緑が眩しい。若い頃は「緑」が眩しいのか?、と考えていたと云うのが本音だが、近頃はその様に感じる様になり良い意味で「年を重ねたのかな」と思う。その中でもブナは一番だけれども、今日は既に新芽の季節のピークは過ぎた様でGWの頃は見応えが有っただろう。

 温ミ平でチャリをデポして地竹原に向かう。雪量は平年並み、支障木が少ないように感じた。ピンクテープがそこら中に有り林業関係者の物と思う。雪は豊富なので自分で好きなように歩いた。下つぶて石から雪が繋がっているかと微かに期待していたがダメだった。「うまい水」を過ぎて地竹原の手前から本流に降り立つ。

 下つぶて石

 地竹原

 本流はクラックも入り始めたが、まずは十分な雪量。雪面も綺麗な方だと思う。滝沢、梶川を過ぎて石転び沢とご対面、ホン石転び沢の下部に左岸からのデブリが目立つが問題無いように見える。数年前だったか、土石流の跡を見てスッカリ登高意欲が無くなった事も有ったけ。

 石転び分岐(右は門内沢)

 石転び沢

 中流部はとても良い状態。うねりは有るがゴミ無く凸凹無く、帰路は快適なクルージングになるだろう。ホン石転び沢の手前からは新しいデブリ跡も有り緊張した。北股沢出合いで一息、ここでスキーを担いだ。北股沢は右股がかろうじて滑れる様にも見えるが今シーズンは終了だろう。

 北股沢

石転び沢の源頭は北股岳からのデブリが中央を通り、中ノ島が出始めている。1~2日前のデブリと思う。

 石転び沢源頭部

 先行者のトレースを有り難く追う。雪もグサ雪なので自分にしては楽に登れた。しかし思うのだがトレースと云うのは何でいつも大股なのか?もう少し歩幅が狭いと良いのだが・・・。

 大日岳

 北股岳と梅花皮小屋

 さあ、ここで乾杯。治二清水を沸かしてラーメンを食べる。この所、山頂ではゼリーと乾き物なんて食生活(?)が続いていたので、こんな事でも新鮮と云うか楽しい。ましてや快晴無風なのだから。

 帰路は、源頭部は縦溝が出来始めている。もう少し期待していたので残念。北股沢出合いからはBESTで、ホン石転び沢出合いからも意外と快適なクルージングだった。門内沢との合流が近付くと凹凸が堪え始めて消化試合モードになるが、雪面は綺麗なのでストレスは無い。梶川出合いから木々が散らかり始めるも雪が緩んだので滑りは楽になった。全体的に、桜に例えると満開を過ぎて散り始めと云う感じのコンディションだった思う。

 温ミ平でチャリを回収すれば後は車に向かうだけ、町道ではガードレールの設置作業が進んでいた。

 

[感想]

・ガードレールが終わらないと町道は開通しないと思う。今週末はまだダメかな。

・この時期ブヨ対策が大切だが、セブンで買った虫除けは良かった。

・ホン石転び沢は上部にクラックが入り始めた模様、今週末がラストチャンスかも?