1. 山域・メンバー
山域・山名 | 東北南部/鳥海山 |
ルート | 大台野~ソロバン尾根~外輪山~大台野 |
地図 | 鳥海山・湯ノ台(1/25000) |
山行内容 | 山スキー |
メンバー | (L)渡辺 (峡彩山岳会) |
2. 行動記録
記録 | 渡辺 | |
日程 | 2009/4/18・晴れ(やや風あり) | |
タイム | 4/18 | 大台野9:55~林道終点11:25~外輪山13:50-14:15~大台野15:10 |
報告
越後駒ケ岳の宿題も一段落したし、昨年も訪れた鳥海山を再訪する事にした。今週末は天気の巡り合わせが良く、土日と高気圧に覆われた快晴になる見込みである。特に鳥海山はある程度下らないと地形に顕著な変化が無く、この天気はGPSを持っていない自分にとって願ってもないチャンスであった。下部林道の積雪が気掛かりであるが、それも行けば判るさ。
新潟~大野台~林道終点
2時起床の筈が、周囲は何故か明るく既に5時であった。明日の日曜日は町内の行事があるので今週はスキー無しかと諦めかけるが、PCを立上げて気象庁を見に行くとやや風が有る物のやっぱり良い天気。気を取り直して出発した。
大台野の開墾地を抜けて、鳥海山が去年と同じ姿を現した。上部で少し黒色が目立つ程度で、雪量はそれほど変わりないように見える。除雪終了点は昨年と同じ、下部に関しては昨年より雪があると感じた。
出発時点で既に10時、宿題の鶴間池散策は論外で、今日は外輪山の往復に賭ける。昨年は強風の影響もあって外輪山まで6時間掛かっていたが、今日のタイムリミットは15時と云う事で5時間で登切るつもりであった。
林道最初のカーブからショートカットに励む。やはり昨年より雪が有り、カットした後の林道への戻りが楽である。荒木沢の橋を過ぎるとスパンの長いヘアピンが出てくるが、とにかく最短コースを直線で行く。先行トレースは林道を忠実に辿っているのが不思議であった。
終点の建物が眼下になったところで1本入れた。昨年は強風の雪礫に参って、あの小屋の影に逃げ込んだと感慨深い。上部の雪はやはり少ないが繋がっているので問題なく、ペースも上々で、外輪山でやめるかはたまた七高山まで行こうか、などと考える余裕もあった。
林道終点~外輪山
鹿俣川左俣(名前がある沢かと思いますが)の源頭を、右に上りながら廻り込む。そこから右手斜面に取付いて尾根状を越すと、あとは外輪山まで一直線に見え、それを目指して登るだけであった。風が出てきたので止まると寒いが、日射が強いのかグサ雪になった斜面はジグも切る事も無く直線で登って行ける。
数人が降りてきた。どうも苦戦している模様で、上部はモナカ気味なのかも知れない。この分では外輪山に着くのは14:00前後であろう、自分が滑る頃には雪質が改善されていると良いが、と勝手なことを願う。
ラスト100mくらいからは流石に風も強く、飛んでくる雪粒が顔に痛い。雪質は勿論良くは無いが、最悪でもない。朝早い人は大変だったかも知れないと思う。今は視界もあるし、何より二王子のスキーを思えば・・・・
外輪山に到着して新山とご対面、雪粒が顔に痛いので七高山は却下。と云うかまだ14時で、酒田の「満月」のワンタン麺を食べられる可能性が出てきたから。(営業は16:30までです)
風を遮る場所は無いが、少しでも凹んでいる場所を探して乾杯する。インナーだけでは手が悴んでくるのでオーバーを着けたが、山並みを望みながらの乾杯は最高である。
外輪山~大台野
下部の林道があるのでワックスを塗り直し、さあお楽しみの時間だ。上部のウィンドクラストは捨て、100m下がって滑りに掛かるが斜面に凹凸があり今ひとつの滑走。消化試合とまで行かないが、快適に成るまではまだ日数を要すると思う。
1600m辺りから宜しくなり、鹿俣川左俣を交わしてから林道に向かって降りる斜面は最高であった。面ツルの快適ザラメ、ああ、このまま沢中に入って行きたい・・・。
林道に出会うと面ツルはお仕舞い。そこからは荒木沢までをショートカットで滑り、橋を過ぎてからヒールを開放して車に向かった。
感想など
- 林道下部に雪が有り、最後まで滑って来れたのはラッキーでした。(自転車を用意していましたが、出番が有りませんでした。)
- 快晴でも風は有る。雪礫は顔に当たると痛いです。
- 全般的に、雪質はこれからザラメ化が進んで快適に成るのでしょう。ただ、斜面に凹凸が多かったのは気になります。クラックはまだ10~15センチ程度でした。
- 今日も「満月」に寄りました。10ヶ月振りのワンタン麺でした。(営業は16:30まで)
- 写真はケータイ画像で今ひとつです。