タイム 石戸登山口9:30~2段25m滝12:05~稜線13:15-14:15~石戸登山口14:50当日は水無川の沢を登る予定だった。六日町は小雨が落ちるくらいの天気だったが、肝心の水無川は濁流が川幅全面を暴れ「こりゃ駄目だ」。Uターンして新潟に戻り、五頭の沢でお茶を濁すことにする。場所は数年前単独で入っていた石戸川の支流・川胡桃沢。石戸登山口の出合から見る川胡桃沢は貧相なヤブ沢で遡行意欲はそそらないが、入ってみれば半日行程の沢としてはそれなりの内容がある。
前回は単独のためほとんどの滝を巻いていた。今回はパートナーがいるので登れる滝は登りたい。ヤブっぽい下流部を抜けると沢らしくなり、小滝を越えていくと連瀑帯下部の15m滝に出合う。ロープを引いて取り付いてみたが、ヌメっとした細かいスタンスで手が出ず敗退、2つの滝を巻いて中間部に降りる。ここからfuutaさん、私と交代でリードして5m滝、8m滝と登り、最後の2m滝を越えると連瀑は終わる。
10m滝の手前で休憩にし、とろろソバを流水で冷やして腹に流し込む。すぐに食べられ満足感があるので最近のお気に入りだ。10m滝は登れず右岸の支沢を登り猛烈なヤブ漕ぎで沢床に戻る。少し上流でこの沢最大の2段25m滝がかかる。下段は思い切りシャワーを浴びて水線通しに簡単に登れた。ただし瀑水直下のスイカ大の岩が不安定なので注意深く避ける。上段はダイレクトには登れないので、そのまま左岸のヤブに抜けてカットする。
堰堤状の6m滝は右壁を直登。ホールドにした岩がボロボロ剥がれてしまう。人が入っていない証拠だろう。トイ状の8m滝は直登不能で左岸の巻きに入る。上がっていくと登山道らしい稜線が近づいてきたので、もういいだろうということでそのまま道に上がって遡行終了とした。