長走川白滝沢[沢登り]

夏山合宿 飯豊連峰 烏帽子山周辺

―A隊報告―

 

8/15

中沢君から送ってもらう。長走川は平水で水も澄みおだやかだ。大滝沢出合で松井君にお参りして出発する。松井君の現場ではロープをフィックスして進む。約1時間以上ゴルジュの突破を楽しむとその後は平凡となる。4時も近くなり地図上からその先、泊り場はないと判断して右岸の台地のぶどうのつるを払って泊り場とした。支沢で焚き火をしたが飯が炊けた直後、大雨でツェルトに逃げ込んだ。

 

8/16

出発してすぐに本流は左からトヨ状の滝を落とす。滝付近の傾斜は急で、草付きのため50メートル登って高巻きに入る。渡辺リーダーの絶妙なコース取りで懸垂なしで本流に降りる。水も枯れると急傾斜となり都丸は苦労していたようだ。登りも下りも体をもっと起こして足で立つように!(へばりつかないこと)小烏帽子は楽園、烏帽子山頂は極楽。北峰を眺めると川口さんが立っていた。川口さんと合流しホウジョウ沢へ降りる。五十嵐篤雄さんの本のように、イタドリを敷きつめしとねとした。

 

8/17

オーサンカイ尾根で谷中、佐藤と合流し下山する。大ヤット出合の河原では山岸さんが尺イワナを釣り上げていて刺身とみそ汁でビールをごちそうになった。

 

<感想>

一昨年の事故以来の安全対策、無欲の再構築を検証する山行と位置づけて入山した。予備日も使う気で計画していたので日程に余裕はあった。沢の中ではそれほど困難なところはなく、むしろ水が枯れてからのヤブの中がきつい。ジンダケ帯は通らなかった。少人数パーティでも数パーティが集中あるいは分散できる合宿を実施できる様にみなさん頑張りましょう。

記:楡井