1. 山域・メンバー
山域・山名 | 越後三山・明神峠 |
ルート | 佐梨川灰ノ又沢 |
地図 | 大湯・八海山・奥只見湖(1/25000) |
山行内容 | 沢登り |
メンバー | (L)都丸、小畑(峡彩山岳会) |
2. 行動記録
日程 | 2007/6/24 曇りのち雨 | |
タイム | 6/24 | 林道駐車スペース7:20~入渓7:40~2段12m滝10:55~明神峠14:55~銀の道途中(休憩)15:10-16:00~駒の湯登山口17:40 |
報告(都丸)
佐梨川支流の灰ノ又沢は越後三山の沢といってもスラブっぽいところは全くなく、樹林の下の薄暗い沢という印象だった。渓相は五頭の沢に似ている。滝の数はそれなりにあり、ショルダー、ステミング、細かいスタンスでのエッジング等の基本的なテクニックを使う。ロープを出す場面も何度かあるのでトレーニングには手頃だろう。
小滝続く
下山口の駒の湯付近にクルマ回収用の自転車をデポしておく。枝折峠に向かうR352から右に分かれる砂利道に入るとすぐ右にスペースがあるので駐車する。
林道を少し歩いて堰堤の上部で入渓した。広いゴーロを歩き、北沢を分けてもまだしばらくゴーロが続く(1)。今週は雨がちだったせいか水量は多いようだ。
1時間ほど歩くと滝場が出てくる(2)。最初の2m滝は右壁を登る。続く4m滝(3)は落ち口にかかっている流木を投げ捨ててから左壁をステミングで越えた。続く釜のある3m滝は水に入る気にならず、左岸を高巻いて懸垂で降りる。落ち込みをいくつか過ぎた後の4m滝(4)はショルダーで登り後続はゴボウで引き上げる。
3:2の二又で左又には6m滝がかかる(5)。今日の水量と滑りそうな岩肌を見ると登る気にならず、左岸のリッジから高巻いて懸垂で降りた。続く5m滝は右壁を簡単に登れる(6)。
核心部以降
今日のメーンイベント・2段12m滝についた(7)。上下段とも左を登る。下段は浮石があり泥が乗っているので慎重に登る。落ち口には確保支点にちょうど良いブッシュが生えている。上段は左の側壁に取り付いてトラバース気味に登る。際どいバランスの上にまともな支点が取れずかなり緊張した場面だった。セカンドの小畑君も良く登ってくれた。
小滝が続いた後の10m滝はロープを伸ばし、右の側壁を登って草付きに入り落ち口へ抜けた。落ち口は二又になっていて右又に入る。まだ小滝が続くが、時間が押し天気も悪いのでそろそろ厭戦気分。微妙な滝はさっさと巻いてしまう。最後の二又を左に入るとすぐに水は枯れルンゼ状になる。ガイドではヤブこぎはほとんどなく…と書いてあったがどこで間違えたのか途中から密ヤブに突入し、20分ほどかかって稜線にたどり着いた。ちょうど登山客と鉢合わせして奇異の目で見られたようだった。
雨が降り出したので明神峠は素通りしてそのまま銀の道を下り、樹林下でタープを張って休む。駒の湯までの銀の道は凹凸が少なく歩きやすかった。