1.山域・メンバー
山域・山名 | 二子山 |
山行内容 | アルパインクライミング |
メンバー | L伊藤 太子 |
天候 | 晴れ |
2.行動記録
記録 | 伊藤 |
日程 | 2025年9月6日
0900股峠登山口〜0940登攀開始〜1403終了点〜1430西岳上級者コース下山〜1520股峠登山口
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3.山行報告
谷川岳 中央カンテに再再々挑戦しようとしましたが、またしても前日雨模様により、テンションダダ下がりの中で調べて二子山中央稜に変更。国道462号線から行けると情報を信じて当日移動したが、途中崖崩れのせいで通行止めにより299号線から行くことになる。
股峠の登山口の駐車場に着き、5.6台程の車はありました。
西岳と東岳の分岐の標識をどちらの行かず、そのまま直進し踏み跡と西岳側の岩沿いに行く様にしました。
取付きには赤いドラム缶が目印である為、分かりやすくそこから見上げると終了点が見えました。
⚫︎登攀開始1ピッチ(伊藤リード)
途中に立派な鉄のハーケンがありました。
取付きから見えた終了点はランニングとして使用し、そこからフレーク沿いに登ると1ピッチ目の終了点が有りました。
⚫︎2ピッチ(太子リード)
フリクションが効きづらく、足も少し上げ気味で行く事が要求されるパート
⚫︎3ピッチ(伊藤リード)
コーナークラックをレイバックで登るルート。途中カムを使うと安心出来るがこのルートの核心でした。終了点は大テラスで灌木で支点を取りました。
⚫︎4ピッチ、5ピッチ(伊藤リード)
この辺から少しスラブ気味に傾斜が弱く、オールガバでクラック沿いに行きました。ここも途中カムを使用。4ピッチ目の終了点を見失い、そのまま5ピッチ目の終了点まで繋げました。
⚫︎6ピッチ(伊藤リード)
こちらもスラブ気味のホールドはオールガバ、クラックやスラブをスタンスとしていけば問題無く登れました。
⚫︎7ピッチ(太子)
殆ど岩稜登りで優しいフィナーレ。
フリーでも行けると思うが、誤って滑れば大事故になるのでしっかり灌木支点を取って登った方がいいと思いました。
⚫︎下山は上級者コースを降りました。
降りる場所から少し草付きが多く分かりづらいですが、よく見ると道が見ました。
ただ、この下山も気は抜けない岩稜を降りるので心配なら西岳頂上を目指して途中の一般道から降りた方がいいかもしれません。
⚫︎感想
今回、2人共初めての二子山でした。
ネット情報ではアルパイン初級コースとし紹介されていますが、支点間隔が遠く、カムも使用し、多少のムーヴも要求されるので中級に近い感じのルートだと思いました。
支点は古いハーケンとオールアンカーが付いておりましたが、支点の間隔が遠い為、カムを持って行ったほうが安心だと思いました。
多少難しいルートとはいえ、ムーヴ、カムの技術力を向上するにはいいルートだと思いました。
太子さんに途中リードをお願いし、ご本人は体力的に難しい様な事を言っておりましたが、それを技術力でカバーしているのを見て、そこは流石ベテランだと感じました。