1.山域・メンバー
山域・山名 | 飯豊連峰 飯豊山 |
山行内容 | 登山 |
メンバー | L木村、戸貝(美) |
天候 | ― |
2.行動記録
記録 | 木村 |
日程 | 2018年7月28日(土)~2018年7月30日(月) |
3.報告
28日4:30に戸貝宅へ,コンビニで買い物を済ませ,西会津を目指す。
7:00小白布の駐車場を出発し,のんびり歩きだす。
樹林帯とはいえ熱い! 御沢からの合流点を過ぎ水場で大休止する。
例年より水量が少ない感じだが,冷たい水が火照った体を冷ましてくれる。
ジリジリと日に照らされながら11:00に三国小屋へ到達し管理人の金子さんにご挨拶。
三国の水場は涸れたとの事で,雨を切望しているが当分は望めそうもない感じだ。
大日から御西の稜線はガスがかかっており,上がっても眺望は期待出来ないようなので,ここでもたっぷりと休憩して切合へ,切合小屋は地元の飯豊の集いで大勢のお客さんが入っており,一輪車に積まれたキンキンに冷えた缶ビールをうらやましく眺めながら三度目の大休止。気分的に重くなった腰を上げ,ひたすら本山小屋を目指す。
年齢と日頃の不摂生の賜物で足取り軽やかとは言えず,御前坂に差し掛かり,ザックのビール・ワインが肩にくるが,これは飲み意地が勝りガスのなかを登って4時前に小屋到着し,管理人の渡辺ご夫妻にご挨拶。
小屋では既に夕餉の支度が始まっており,2階に荷物を置いてツマミとビールを持って1階に降りて談笑に加わる。
外は相変わらずの風とガスで,明日に期待を込めながら早めに就寝。
朝4時,周囲で朝食の用意が始まるが,惰眠を貪る。
外は昨夜と状況変わらず,かえって風が強くなった気がする。
連泊するので,とりあえず泊り荷物を置いて御西を目指す。
風で進むのがためらわれるが,回復を信じて足を進める。
本山を過ぎて草月平に差し掛かると,吹きさらしとなり真っ直ぐ歩くのもつらい。
ニッコウキスゲの花が吹き飛ばされている程で,これは大日までは無理か?と思うが,落ち着いてくるかも?と楽観的に考えて進むと,ガスのなかから御西小屋が現れる。
管理人の斉藤さんにご挨拶。昨夜は泊り客無しとの事だが,今日は本山小屋から先行したグループや,その後に到着した登山者も進むのを諦めて宿泊となっているようだ。
2人組が大日ピストンしていると聞いたが,我々は中止とし本山小屋へ引き返す。
風は弱くなるどころか,より強まった感じでヨロメキながら小屋へ到着。
小屋では,管理人ご夫妻の他なぜかスタッフベストを着た従業員が4人も増えていた?
前日も同泊のAさんご夫妻達で,この天候で進むのを止めてとの事。
ポツリポツリと登山客が来ると,渡辺さんから「スタッフ~」と呼び声が掛り,Aさんの奥様が「ハ~イ」と声をあげ,ビールの注文やら様々をFit work良く対応する。
中でも,トイレの使用上の注意については,ドアをキチンとロックしないと外から開けられてお互い大変に!というところを身振り手振りで説明。
何回聞いても,「ヒャー」という声まで出しての説明に笑いが沸き起こる。
この天候では遅く来る泊り客は少ないだろうと,3時頃より土間のテーブルを囲み各自持ち寄りのつまみを出して宴が始まる。
渡辺さん提供のごちそうも加え,みんなの足並みが揃ってピッチもあがり「山の歌」タイムとなる。同宿の皆さんで山の歌を歌うなんて,今どきそうそう無い体験!これも渡辺ご夫妻の人柄か!午後8時を待たずしてシュラフにもぐり,満足心を抱いて就寝。
翌朝は快晴となりAさんご夫妻と本山へ行き大日をバックに記念撮影し,小屋に戻ってグダグダと荷物をまとめる。アルコールは体内に移し替えたので軽くなったが,ゴミを適当にまとめたので容量はさほど変わらない。
Aさんご夫妻は,渡辺さんと一緒に水場へ水汲みに行って,奥さんは4L2本,旦那さんはかなりの重さをBamos並みに積んで戻ってきた。さすがスタッフの本領発揮!
みんなで写真を撮った後,名残惜しいが下山開始,下がるにつれ温度が上がり,切合・三国・水場と大休止をとりながら下る。
先に温泉につかっていたAさんご夫妻と山での再会を期して一路新潟へ。
悪天候ではあつたが故のFantastic Nightであった。