茂倉新道〜蓬新道周回 [ハイキング]

1.山域・メンバー

山域・山名 谷川連峰 茂倉新道〜蓬新道周回
山行内容 ハイキング
メンバー 木村(駿)、山上
天候 2026/5/9 晴れ

2026/5/10 晴れ

2.行動記録

記録 木村
日程 2026/5/9
•10:30 茂倉新道登山口から入山
•14:30 矢場の頭
•16:40 茂倉避難小屋へ到着
•17:40 茂倉避難小屋に入室
•21:00 就寝

2026/5/10
•7:30 茂倉避難小屋出発
•8:00 茂倉岳到着
•8:10 茂倉岳出発
•11:00 武能岳到着
•12:10 蓬ヒュッテ到着
•12:15 蓬新道から下山開始
•16:40 蓬新道駐車場到着
•17:20 茂倉新道登山口到着

3.報告

6月に控えている2泊3日の縦走訓練として、1泊2日で周回できるコース、かつ1日の獲得標高が1200m〜1500mくらいの山を探していた。以前から行ってみたかった茂倉新道から蓬新道への周回ルートが、今回の訓練に最適だと判断し、山行を計画した。
初日は強風予報のため、状況次第では日帰りピストンも視野に入れていたが、思いのほか穏やかな天候に恵まれ、予定通り1泊2日の行程で進むことができた。

小屋泊装備に加え、12本爪アイゼン、山岳会からいただいた古き良き時代の重厚なピッケル、そしてスコップを携行したため、荷物は非常に重く、予想以上に体力を消耗した。しかし、同行者との会話を楽しみつつ、まだ早咲きながらも咲き始めていたアズマシャクナゲ、タムシバ、イワウチワなどの植物を観察しながら進んでいくと、矢場の頭に到着した。

矢場の頭から望む茂倉岳の遠さに軽く絶望感を覚えつつも標高を上げていくと、ヒメイチゲやアオノツガザクラなどが可憐に咲いていた。途中、「これはキバナノコマノツメか?!」と盛り上がった花は、ナエバキスミレであることが判明し、少しばかり落胆した(貴重な植物ではあるが)。

そうこうしているうちに、目的の小屋が見えてきた。小屋の手前にあるピークも越えなければならないと思っていたのだが、それがどうやら茂倉岳山頂だったらしく、なんだか得した気分になった。

茂倉岳避難小屋周辺はまだ雪に深く埋もれており、同行者と交代しながら約1時間かけて、1メートル以上積もった雪をスコップで掘り起こし、ようやく小屋に入ることができた(事前に小屋周辺の雪の量や状態を把握し、掘削可能と判断しての実施である)。小屋に入ってからは、美しい夕焼けを眺めたり、夕食を摂ったりして過ごした。

翌日は見事な快晴に恵まれ、終日絶景を楽しむことができた。茂倉岳から武能岳の間では、蛇紋岩植生や蛇紋岩そのものを観察しながら歩いた。武能岳直前の登りは非常に急峻で、かなりの疲労を覚えている。武能岳から蓬ヒュッテまでの稜線は、草が丁寧に刈られていて歩きやすく、景色も素晴らしかったため、多くの写真を撮影した。

蓬ヒュッテから蓬新道へはアイゼンを装着し、10箇所ほどの雪面を慎重にトラバースした。あまり人が通らないためか、蓬新道は全体的に道が荒れている箇所が多かったが、多様な植物との出会いや人の少なさが個人的には大変魅力的な道であった。

今回の山行は時間に余裕があったおかげで、足元の植物や両生類との出会いをじっくりと楽しむことができた。重装備での歩行トレーニングも兼ねた、非常に充実した2日間となった。

軌跡図

アズマシャクナゲ

ヒメイチゲ

矢場の頭に向かう

矢場の頭から茂倉方面

茂倉避難小屋周辺

掘り起こす

一休み

夕陽を眺める

茂倉岳山頂から一ノ倉岳、谷川岳

武能岳へ向かう

蛇紋岩植生のホソバヒナウスユキソウと

オゼソウ

武能岳から蓬ヒュッテ方向

蓬ヒュッテ

アイゼンを履いてトラバース

沢をいくつか渡る