日和田山・物見山 田部井さんに想いを寄せて [会山行]

1.山域・メンバー

山域・山名 日和田山・物見山
山行内容

ハイキング(会山行)

メンバー

L木村昌克・太子・楡井・戸貝・小山・松原・渡邊裕・成海・本間・赤沢・佐越・小川・原田・野村・篠田夫妻・内山

天候 晴れ

2.行動記録

記録

木村

日程

2026年4月20日(月)

3.報告

 いつもなら新潟市近郊を会場として開催していた「お花見山行」であるが、今年は埼玉県日高市にある日和田山・物見山で開催となった。

 昨年末の山行計画を決める際、担当が楡井さんに決まったが、近郊はほぼ行き尽くした感もあった。
 新年総会の懇親会において、故田部井淳子さん(2016年10月20日没)の活動をサポートしていた原田さんから、毎月20日の月命日にはご主人や関係者が田部井さん好きだった日和田山に「思い出登山」を行っているとの話しが出て、「そうせば今回は日和田山に登ろてば!」とスパッと決まったのであった。

 日和田山はロッククライミングの訓練場所として知られ、川越市にお住まいの田部井さんは、ご主人の政伸さんと一緒に若い頃から毎月のように通い技術を磨いた山で、がんを患い闘病中だった晩年もリハビリのために登った山で、2019年11月に、地元有志により「日和田山からエベレストまで」と刻まれたエベレストをイメージした顕彰碑が麓の駐車場に設置されているとの事である。
 原田さんに詳しい内容を聞いたりネットで調べてみると、毎月20日に田部井さんを慕う人達が日和田山から奥にある物見山まで登り、頂上広場に集まるとの事。
 日和田山は標高305m、物見山は375m、日和田山の登山口が100m、中間には集落があり舗装道路もある。山としては非常に楽な山であるが、4月20日は月曜日。仕事のある若手会員の参加は期待出来ず、今年92歳になられる原田さんをはじめとした高齢者集団が予想され、なかなかイメージが湧いてこない。
 そこで2月後半、東京に用事のあった木村が日和田山から物見山まで下見登山を行った。その結果、ゴールの物見山の近くまで林道が通じており、原田さんや足元に不安のある人も問題はなさそうなので、全体的な計画を作っているうちにリーダーを交代する事となった。
 例会やラインを通じて参加の呼びかけを行ったところ、千葉からは篠田さんが奥様とご一緒に、新潟組も普段はあまり山に行かない会員も参加して17名となりビックリ。 今年92歳の原田さんをはじめ、80代4人・70代4人・60代8人と見事な高齢者登山隊が結成された。

 新潟からは車3台に分乗し、原田さん野村さんのお迎えに行く太子号は4時に、他2台は5時に出発し、高速も順調に進み9時過ぎに顕彰碑のある登山口駐車場に到着。篠田夫妻を高麗駅に迎えに行き全員集合し、準備に取り掛かる。
 当初の計画では物見山直下まで林道を使えると計画していたが通行止めになっていると判り、途中の集落までしか車が使えないので、原田さんを物見山まで20分の登山道をどうしようかと案じていたところ、太子会長が「でぇじょぶらてば、おれが背負っていくてば!」と力強い返事があり一安心。
 ルート旗に銀マットを丸めてクッションとしたザック搬送で、シュリンゲやディジーチェーンを使って身体を確保するという、「介護クライマー」に変身した。

駐車場でのリハーサル

 駐車場にいる間に何人もの登山者が原田さんと言葉を交わしてゆく。サポート活動を通じた知人や、田部井さんの登山教室の方々のようだ。まもなく田部井さんのご主人が到着し、太子会長が挨拶を行って顕彰碑の前で記念撮影を行う。

左端の青いベスト姿がご主人の田部井政伸さん

  10時10分に日和田山コース組が出発し、原田さん他6名は木村号で途中の駒高集落へ向け車で出発。
 路肩に駐車して準備に取り掛かる。天気も良く穏やかな日差しを受けてスタート。
 太子会長が背負うよと言うが、原田さんは先月もサポートしてもらいながら自分で登ったので、行けるところまでは自分で登ってみるとの事。ゆっくり焦らずに行きましょうと10時40分にスタート。
 段差に気を付けながら慎重な足取りでゆっくりと登り、途中で休憩を取りながら11時20分、自力で物見山頂上広場に到着。折り畳み椅子を出して休んでもらう。
 日和田山登山組は11時に頂上で、11時30分に物見山へ取り付いたと連絡があり、お湯を沸かしながら到着を待つ。12時前に全員が到着し、新潟峡彩の旗のもと17人でランチタイム。新潟から13人も来た事に「思い出登山」に集まった方々もびっくりされていた。

ランチタイムでくつろぐ「昭和の美男・美女」たち?

全員で記念撮影

お揃いの峡彩Tシャツ

美女一同が勢揃い

 物見山の三角点まで足を延ばしたり、原田さんを囲んで記念撮影を行って13時前、下山に取り掛かる。
 下りの方が危ないので、「介護クライマー太子」が40kgの原田さんを背負って下山を開始する。楡井さんがサポートについてゆっくりと下る。途中の休憩地点で原田さんはここからは自分で下りたいと言ってきた。どうやら小柄な原田さんと太子さんのサイズが合わず、股が開きすぎて痛かったとの事!

いざという時には頼りになる太子会長です!

笑顔の見守り隊

 無事に駒高集落まで下山し、日和田山登山組と別れて車に乗って13時50分に麓に到着。登山組と合流までの間、原田さんお気に入りの喫茶ゴアでテイーブレイク。14時15分登山組も下山し、怪我無く天候に恵まれた「お花見山行」となった。
 14時30分篠田夫妻を高麗駅迄送り、太子号は原田さん・野村を送りに。木村号・渡邊号は一路新潟を目指し、高速も順調で18時30分新潟に到着。太子号は道中で夕食をとり20時30分に到着しました。
 今回の山行は、平日の埼玉県でしたが、総勢17人新潟から13人と大勢の参加があった事が一番の収穫でした。参加された皆様、本当に有り難うございました。また、原田さん・野村さんから過分なるご寄付を頂き厚く御礼申し上げます。

会員からの感想です。

からっ風ブー次郎1号(赤沢さん)
 かねてから気になっていた日和田山に行くことができました。日和田山は神社もあり眺めも素晴らしく、また男坂の急坂があったりと色々楽しめる山でした。歩いてみると、地元の方が大切にしている愛されている里山と感じました。原田さんお勧めの喫茶ゴアのカレーを味わえなかったのがちょっと残念でしたがまたのお楽しみとします。皆様楽しい一日をありがとうございました。

からっ風ブー次郎2号(小川さん)
 久しぶりの会山行に参加しましたが、皆様のお陰で日和田山と物見山に登る事が出来ました。どうもありがとうございました。
成海さん生前、夫はこの「お花見山行」を毎年楽しみにしていました。前日に焼肉を買ったりお酒も用意したり、とにかくいっぱい買い込んでいました。今、その当時を懐かしく思い出しています。久しぶりに参加したお花見登山は、ちょっと年を取ったその当時の方々がいらっしゃいました。なかなか参加出来ない会山行ですが、体力が許す限り登りたいと思います。


篠田さん
 久しぶりに皆様にお会いでき、楽しい一日を過ごせました。皆様のお気遣いに妻ともども感謝申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。

原田さん
 92歳の原田を皆さんで暖かく見守ってくれ、楽しく歩けて嬉しいでした。川越の仲間は、しっかりとまとまった凄い会だと褒めて下さいました。下りの途中まで太子会長に背負ってもらいましたが、重かったのに本当にありがとうございました。

太子会長
 年間行事のお花見山行に多数の参加有り難うございました。久しぶりになつかしい会話が出来て昔の山苦労を思い出しました。田部井淳子さんの月命日である20日は平日の月曜日でした。そのため参加者は定年退職者がほとんどでしたが、若き頃の楽しかった山々の名前もたくさん飛び出していたようです。峡彩関東支部の原田さん、野村さん、篠田さん新潟までは遠距離ではありますが、次回のお花見山行も楽しみにしていてください。