1.山域・メンバー
山域・山名 |
花の百名山 森吉山 東北百名山 女神山 |
山行内容 | ハイキング |
メンバー |
L木村・SL太子・松原・戸貝・伊藤(実)・佐越 |
天候 |
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2.行動記録
記録 | 木村 |
日程 | 令和4年10月7日~10日 |
3.報告
7日夜8時に西野に集合し北上する。雨模様でテントを張りたくないのでどうしようかと思案していると、太子さんより「道の駅のベンチで仮眠して、翌朝1時間早よ出ればいいねっかて?」との提案があり、泊り場を当初予定の山形・秋田県境から手前に変更し早々に就寝する。
翌朝はオリオン座がきらめく中を出発。仁賀保ICから高速に乗り秋田の五城目ICから国道と県道を経由して森吉山の阿仁スキー場に到着。ゴンドラを利用するので標高差は300mちょっと!道も広くて登山というよりもハイキングであるが、伊藤君を入れても平均年齢還暦オーバーの我々には初日としては上等だ?
ゴンドラは8:45が始発とノンビリで、我々は9:25に山頂駅をスタート。ガスってはいるが、あまり当てにできない「てんきとくらす」の予報ではお日様マークもあったので、期待しながら歩みを進める。5分ほど進むとアオモリトドマツが広がり、冬は樹氷が見事な樹氷平に到着。太子さんが「やいっや、冬も来てみてもんだて! 樹氷も良いし、この斜面を滑って手前に上がって、どこでも楽しめるてば!」とアドレナリンを上げてくる。
30分程で森吉神社の分岐を過ぎ、のんびりと歩いて山頂には11:00に到着。相変わらずガスっているが、家族連れ等で賑わっている。
森吉山は花の百名山とされていて、6月から8月にかけて色とりどりの高山植物が目を楽しませてくれるとの事。紅葉も見事だそうだが、今回はまだ色づき始めた頃であった。また、深田久弥の『日本百名山』の後記には「森吉山、姫神山、船形山など、いい山ではあるが少し背が足りない」と書かれている。日本百名山は概ね標高1500m以上を基準に山を選んだものであるが、森吉山は46mほど不足しているかららしい。
なかなか晴れそうにも無いので早々に下山開始。15分程下った稚児平で昼食を摂る。しっかりとした作りの避難小屋を過ぎ、12:50ゴンドラ山頂駅に到着。
下山後は国道105号を南下し、マタギの宿「打当温泉」で汗を流し、角館を過ぎ大曲で買い出しの後、高速に乗り今夜のキャンプ地岩手県西和賀町へ車を進める。湯田ICを降りた頃には日も暮れて、暗闇の中キャンプの受付を済ます。受付の女性が「今日は他に誰もいません。そしてトイレは水洗ではありません。」と後半は申し訳なさそうな声で応対する。キャンプ場は緩い傾斜地で雨でぐしょぐしょに!幸い炊事場が広かったので隙間にテントを張り、宴会開始♪ 太子さんと弟子の佐越さんが腕を振るった豚しゃぶサラダと鍋を堪能しました。
翌9日は朝靄の中起床。ぐんぐんと晴れ上がってきている。今日の女神山はキャンプ場から近く、7時過ぎに出発。林道を進み駐車場に着き、8時に登頂開始。いきなりの急登で、前夜の酒が抜けて行く。40分程で尾根に上がり、なだらかに高度を上げる。9:45山頂に到着し、まったりと過ごす。天気は上々で、どうやら峡彩の女神達は歓迎されたようだ!
女神山は真昼山地の真昼岳の南に位置し、真昼岳への縦走路が続いている。女神山という山名は調べたところ、福島県川俣町593mとなんと新潟県佐渡の旧畑野町599mにもあるそうだ。まぁ女神は沢山居るに越したことはない。
10:20に山頂を後にする。下山は周回コースとなっている別ルートを選択。隣の尾根をゆるゆると下るルートで、ブナが見事だ。途中で岩手の方から、来年の為の程良い山情報を教えて頂きながらノンビリと下山。滝がいくつもあり水量もあり美しい。12:20に登山口に到着し、昨年も泊まったじゅんさい沼キャンプ場へと車を進める。
湯田ICから高速で湯沢ICへ、買い出しを済ませじゅんさい沼キャンプ場に到着。再び雨模様となったので、東屋脇にシートを掛けてテントを設営。一息ついてから温泉へ繰り出す。
川の湯音は適温で、ハンドルを伊藤君に任せてビールが旨い!佐越さんは「これだけでも来たかいがあった~」と大感激!仕上げに昨年と同様に観音の湯のヌルヌル温泉に浸かりテン場へ戻る。
お誕生日という事でシャンパンからスタート! ビール・ワイン・焼酎等グダグダの中、来年の担当は佐越さんに決定する。なんやかんやで日付を変更して飲みました。
翌日は銀山温泉へ足を伸ばし温泉街を散策し、昼食後一路新潟へ。8月の水害の跡がまだ残っている113号を経由し、夕方5時に西野に無事に到着。約1,000kmのツアーでした。