1.山域・メンバー
山域・山名 | 乗鞍岳・善五郎の滝 |
山行内容 | アイスクライミング |
メンバー |
峡彩:L吉川・田中 他:笹川 |
天候 | 晴 |
2.行動記録
記録 | 吉川 |
日程 |
2022年3月6日(日) 0930 Mt.乗鞍スノーパーク第3駐車場 – 0945善五郎の滝1300 – Mt.乗鞍スノーパーク第3駐車場1315 |
3.報告
長野アイスツアー2日目の記録です(→1日目はこちら)。本日のお目当ては乗鞍にある善五郎の滝です。アプローチはとても短かく、Mt. 乗鞍スノーパークの第3駐車場の一番奥の除雪壁を乗り越えてわずか15分で到着。標高が高いため氷結は申し分なく、スケールも非常に大きい滝でした(高さ25m、幅20mくらい)。到着した時点で既に3、4パーティほどが取り付いており、人気の滝なのだと感じました。
善五郎の滝をひと目見た印象は「こんな垂直の滝、私には無理!」でした(せっかく行ったのにビビってしまいました…)。そもそも人が多くてスペースも取れそうになかったので、まずは善五郎の滝の右にある通称「小滝」を登ることにしました。こちらは10mくらいの短い滝ですが、前半が結構垂直です。
リードは笹川さん。スクリューの決めにくいボコボコの氷でしたが、無駄のない動きは見ていて勉強になりました。上部はほとんどベルグラ状で繊細なクライミングだったとのこと。木を支点にTRを張っていただき、田中さん、私と続きます。田中さんは力強いムーブで登っていきますが、途中で足のスタンスが見つからなくて惜しくもテンション!私も最初のトライでは2回ほとテンションしてしまいました。垂直だと、どうしても体が氷にくっついてしまい、なかなか足が見つからない、手が疲れる…という悪循環に陥ってしまうようです。
その後、善五郎の方は全く空く気配がないので、小滝でラインを変えながら1人4〜5回ほど登りました。蔵王と違ってフットスタンスがしっかりしている(足抜けの恐怖が少ない)ので、腕の動きやバランスに集中しながら登れたのがとても良かったです。「かかとを下げる」「足上げはこまめに」「上体を氷から離す」「アックスはなるべく高く決める」「スナップを利かせる」などなどのポイントを意識しながら、最初はテンションしてしまったラインも最後にはノーテンで!小さな進歩が嬉しいです。
13時、雪が強く降り始めたので撤収。駐車場までわずか15分なので帰りもらくらく。
まとめ・・・今回の遠征では、残念ながらメインの滝は両方とも登ることができませんでした。ただ、短い滝を繰り返し登ることで細かいテクニックの確認ができたので、却って良かったかなと思います。ここでシーズン終わりなのはちょっと残念ですが、また来シーズンも頑張りたいと思います!