1.山域・メンバー
山域・山名 | 大峰山脈・稲村ヶ岳 |
山行内容 | 冬季登山(ハイキング) |
メンバー | 吉川 |
天候 | 曇りのち晴れ |
2.行動記録
記録 | 吉川 |
日程 |
2022年1月3日 0700 母公堂P – 0800 法力峠 – 0910 稲村ヶ岳山荘 0940 – 1100 山頂 1200 – 母公堂P 1400 |
3.報告
あけましておめでとうございます。本年も少しずつ記録を書いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
さて峡彩では毎年泊まりで正月山行をやっていますが、私はいつも実家の京都に帰省しているのでお正月はダラダラ・・・。先輩方が頑張っているのに、これではいけない!と思い、今年は奈良県・大峰山脈にある稲村ヶ岳に登ってみました。
大峯(おおみね)は修験道の霊場として有名で、その中心地は女人禁制であることでも知られています。その中で特別に女性の登拝が認められているのが、今回登った稲村ヶ岳です。別名「女人大峯」と呼ばれているのだとか。
スタートは母講堂Pから。最初は杉林のトラバース道を進みます。1時間弱進むと法力峠という場所につき、小休止しました。
法力峠から先はトラバース道になり、積雪も増えてきます。新潟と違って藪が少ないので歩きやすいです。鎖の埋まった少し微妙なトラバースを過ぎたら、間も無く稲村ヶ岳山荘に到着です。この山荘は冬季閉鎖ですが、風除け付きのベンチは利用可でした。風が強かったのでありがたくここで身支度を整えて山頂方面へ出発しました。
山頂方面へ歩くとすぐに大日山という威圧的な岩峰が現れます。かつてはこちらが稲村ヶ岳の本峰とされていたというのも納得の迫力です。この岩山は直登できないので基部をトラバースして巻くのですが、その巻道が結構悪く、ピッケルを刺しながら岩壁にへばりつくようにして進みました。ちょっと緊張した区間でした。
巻道を過ぎると大日山と稲村ヶ岳の間のキレットに出ます。そこからは稲村ヶ岳山頂に直登するのですが、石楠花のヤブだらけで踏み抜いたりずり落ちたり・・・口の悪い独り言を言いながら石楠花を鷲掴みにして登りました(笑)。
山頂は不思議と風が穏やかでしたが、残念ながらガスで眺望はあまりありませんでした。それでもいっときだけガスが切れて隣の山上ヶ岳(大峯霊場の中心地で、山頂に宿坊が沢山ある)が見えた時には山頂にいた全員から歓声が。山上ヶ岳も当然女人禁制なので私は一生行くことが叶わないのでしょうが、それでもひと目見ることができて良かったです。
帰りは来た道を下山しました。降りると晴れるの法則で、下山は気持ちの良い雪山歩きとなりました。