谷川岳西黒尾根(敗退)[冬期一般登山]

1.山域・メンバー

山域・山名 谷川連峰 谷川岳
山行内容 冬期一般登山
メンバー 新潟峡彩山岳会:戸貝直樹、吉川
小国山岳会:渡部L
長井山岳会:佐藤
その他:1名
天候

2.行動記録

記録 戸貝直樹
日程 2021年1月31日(日)
土合口駅08:00-西黒尾根1470m付近10:50-土合口駅13:30

3.報告


谷川岳西黒尾根を登ったことがないので行ってきた。前日から雪予報で、谷川岳周辺も積雪70cmという大雪の予報が出ていたが、やれるだけやろうと思い計画を続行した。
朝、土合口駅で準備を済ませ、出発。

登山指導センターに向けて歩く面々。全員MSRライトニングアッセント。

登山指導センターまで来ると上からほかパーティが降りてきた。「前日雪洞泊をし、今日登る予定だったかやめた。この先もトレースが無い。」とのこと。ラッセルが楽しめそうだ。

登山指導センターの前でスノーシューを履く。

登山指導センターの後ろから西黒尾根の斜面に取り付いた。初めは風の当たらない斜面で、70cm程新しい乾雪が積もっており、スノーシューで太ももの深さのラッセル。50歩を上限に、先頭を交代しながら進む。

先頭でラッセルする佐藤氏(鉄塔より下の斜面)

鉄塔から先は明瞭な尾根地形を進むが、時々吹き溜まりがあるぐらいで、ほとんど新雪は無し。北西方向の風がもろに当たり、雪が吹き飛ばされて積もらないようだ。固くしまった雪の上を、スノーシューの歯を効かせながら進む。進行方向左側に雪庇が発達しているため、樹林帯の縁を進む。常に右前方から強い風が吹き、割とつらい。

雪煙をあげる雪庇。風が強い。
鉄塔より上の尾根地形。新雪は少ない。
西黒尾根の雪庇。

1460m付近で露岩した痩せ尾根になる。夏道だと鎖場だと思われる。一人ずつ登る。

露岩した痩せ尾根(1460m付近)
痩せ尾根の急斜面を登る佐藤氏

この時点で風速15m/s、気温-15℃。それで、ここから上は樹林帯よりも上でもっと風が厳しくなること、痩せ尾根を登りきってしまうと引き返すのが面倒になりそうなことから、今回はここで止めて引き返すことにした。

敗退地点で記念撮影。お手上げ状態。(1470m付近)
急斜面は懸垂下降で降りる。

最近悪天による敗退が多い。次は天気の良い時に来たい。

いざ下山を決めると逃げ足は早い。