1.山域・メンバー
山域・山名 馬ノ髪山(三川)
山行内容 冬山登山
メンバー 伊藤芳
天候 午前:雪、午後:雨
2.行動記録
日程 2020/12/22(火)
0900 上網木集落ー1020登山口ー1243山頂ー1420登山口ー1530上網木集落
3.報告
夏にこの山を登ったクライミング仲間から、形の整った美しい馬の背の写真を見せられ、飯豊の展望が素晴らしいと聞き、冬で晴れれば尚素晴らしい展望が望めると思い行く事を決めた。
1週間前に林道付近の集落の人に駐車場所を聞き、集落内は難しいため、集落から300mほどゴルフ場に進んだ脇道に駐車した。
集落から登山口までは3.4km程の歩きである。
1週間前には寒波で1m程の積雪になり、そこから余り降らなかったせいか、気温が上がったせいか、さほど積雪は変わらなかった。
雪質は気温が上がったせいで、湿雪の状態でスノーシューでも殆ど潜ることはなかった。
登山口までは勾配は緩い。
前の日に誰かが入ったワカンの跡があり、何やら血の引きずった跡が見られ、血の匂いもする。
毛は見えないが何か獣を取って引きずったのだろうか?
(最後まで正体は分からず)
林道の途中で目指す馬の背が見えた。
その先を進んだところの登山口には立派な小屋?別荘?があった。
登山道を進み砂防堰堤を超えると夏は沢沿いを進んでいくが、積雪で行ける様子が無いところが多く、脇の急勾配を高巻き尾根を縫う様に進んだり、また沢にもどったりを繰り返して行った。
沢を詰め気味に行くとようやく登山道の標識が確認出来た。
そこからは馬の背中の急勾配である。
杉林が立ち込み積雪はくるぶし程、
徐々に高度を上げると、積雪は1mほどのパウダーで、ラッセルが必要。
ようやく冬山らしさが出て来た。
背中の急勾配を超えると平らな広場に出た。
当然積雪で夏道は見えない。
少しまた違えると道迷いしそうなので、YAMAP GPSに頼り山頂を確認しながら、進めていく。
GPSが指す道に中途半端な積雪でしなった木が行手を阻み、なかなか先に進みづらい。
その後、ようやく山頂付近に来た。山頂に標識があるはすだが、確認出来ないので、 GPSで山頂を確認。あいにくの雪と雲で想像していた展望は無し。
下山してしばらくしたら周りがよく見えるようになった。
先に見えるのは棚橋山か?
馬の背中から降りたら雨模様。
帰りは沢を下る様にして帰って来た。
やっぱり沢から入った方がよかった?
(積雪がありパウダー状のサラサラだったら雪崩れると思う)
11月の槍からしばらく登ってないので少し体が疲れていた。
しかし、おそらく誰も登らないであろう山、自分で未知の山を無事に登れた事を嬉しく思いながら帰って来た。
伊藤 芳浩