奈良山岳会交歓登山

1.山域・メンバー

山域・山名 頸城山塊 放山・白馬乗鞍岳
山行内容 山スキー
メンバー

峡彩山岳会:L 太子、成海、伊藤実、木村

奈良山岳会: 柳川、西山、太田

天候  

2.行動記録

記録 木村
日程 2019年2月23日~2019年2月24日

3.報告

23日土曜の朝、先発の太子・伊藤・木村は5時に新潟を出発して一路糸魚川へ。

初日は糸魚川駅前集合で、シャルマンスキー場から放山を登り、笹倉温泉へのルート。

時間通り8時半に奈良山岳会と合流。昨夜は1時半頃に到着し、道の駅で仮眠との事。

太子リーダーの入念な下調べにより、糸魚川駅からスキー場までの無料送迎バスがあり、

笹倉温泉からは路線バスがある事が判明。新潟・奈良2台の車を1台は着替え等の荷物を入れて笹倉温泉に置いてから、スキー場に向かう事とし、送迎バスには4人で乗車。

スキー場には送迎バスが先着し、スキー板を積んだ伊藤号も程なく到着。

リフトで上に向かい、シールを着けて登山届も忘れず提出。スキーパトロールから写真をスキー場のブログに載せたいというので、喜んで自信のある後姿を撮ってもらう。

視界は全く効かないが、天候の回復を信じてもくもくと進む。

放山のピークに到達する頃から少しずつ視界が開けて下が見えてきた。

なだらかな山頂付近の窪地にスコップで掘りごたつ風にしつらえて休憩する。

さすが、聖徳太子のお膝元の奈良さんはお上品で、ビールもましてやタバコも吸わない。

かたや新潟はリーダーの太子以下全員がビールにタバコをくゆらす。えらい太子違い!

滑走準備に取り掛かるが、伊藤君のプラブーツに亀裂が走っている!

もう10年以上なので経年劣化のようだ。本人も不安があったのか、ゲレンデーブーツを背負ってきており、直ちにチェンジ。時折ルートを確認しながら下降を開始する。

上部は固まった雪面に新雪があり滑りやすかったが、陽もさすようになって下るにつれてモナカ雪になり、足をとられては尻もちをつく。

ドタバタしながら2時半過ぎに笹倉温泉に到着。ドライバーの2人には申し訳ないが、温泉に浸からずにシャルマンスキー場に置いた車の回収に向かってもらう。

残った4人は温泉を堪能して頸城バスで駅前へ。奈良山岳会の太田さんは所要のため日帰りとの事で、列車時間までしばし生ビールで歓談してから、今宵の宿へ3人で向かう。

「民宿グリーンハウス」という普段は仕事で何泊もする人向けの宿で、1泊6千円だが、我らがリーダー俗世間の太子様は千円プラスでご馳走をとセッティングしていた。

後発の成海会長も到着しており、6時半に食堂へいくと、刺身はてんこ盛り、カニに海鮮焼きと、海の幸のオンパレード!今朝市場で直接仕入れてきたとの事。

全員静かにカニに取り組んでおり、酒も入らない。とどめに肉料理も出て満腹!!!

部屋に戻って飲もうと買い出しもしたが、全員速やかに就寝 もう入りませんでした。

 

翌朝はピーカンの青空。美味しい朝食を食べて7時に出発。栂池スキー場を目指す。

ゴンドラ前の駐車場は既に満杯で離れた場所に駐車し、乗り場へ急ぐ。

「登山届を提出するBoxが満杯で押し込んできたてば」と太子リーダー。

リフトを1本乗り継いで林道入り口でシールを着ける。すでに多くのスキー・ボーダー・登山者が先行している。風も無く日差しが強いので樹林帯を選んで休憩する。

海外の人も多く、ほとんど白人系で女性も背が高く、コンパスも長い! 軽快なロングストライドでスイスイと進んで行く。我々、平面顔短足系とチト違いました。

天狗原への登りは息があがり各自ばらけて登って行く。12時半に全員が揃い乗鞍岳への斜面がぐぐっと迫ってくる。

天候は相変わらずのピーカンで妙高山系から北アは唐松、五竜、鹿島槍、白馬三山がくっきりと青空に映えわたる。

奈良山岳会の2人が先行して歩きだすが、新潟組はラーメンとビールへの想いが足を留めさせる。木村が後ろ髪をひかれながら後を追って登り始めるが、斜度もきつくなり、アイスバーンが出てきて登るのに手こずる。シールの食いつきもイマイチで踏ん張りながら登っていると、まず右足の腿がピクッと攣り、それをカバーしながら登っていると今度は左足もピクピクきて両足が攣った状態となった。

どうにかこうにか登り上がり、テカテカの雪原を進んで2、436mピークに到達する。

下りは両足を騙しながら滑走を開始する。きれいなターンは負担がかからないが、スピードが出て踏ん張るとピクピク攣ってくる。ガリガリの斜面は特に嫌らしく、楽しむ余裕も無くひたすら皆さんの休憩地点を目指す。

遅れ遅れでヘロヘロになって戻ったところで、全員でスキー場への滑走を開始する。

雪質も良く、景色も最高! 適当に木々があるので皆さん気持ちよさそうにターンして行くが、木村的には馬鹿難儀な斜面に感じて休み休み下る。

スキー場から下も雪質は良く、ロングコースを楽しんで3時半に下山。

これから奈良山岳会さんは帰宅までの超ロングコースがあるので、いつもの温泉は無しにして、無事の帰宅と再会を期して柳川さん西山さんとお別れする。

本当に遠路はるばる有り難うございました。

天候と「ごっつぉ~」に恵まれた山行であった。