1.山域・メンバー
山域・山名 | 飯豊連峰 |
山行内容 | 夏山縦走 |
メンバー | 戸貝直樹、成田岳 |
天候 | 1日目:晴れのち曇り
2日目:雨 3日目:雨 4日目:曇りのち晴れ |
2.行動記録
記録 | 戸貝直樹 |
日程 | 2018年8月15日(水)~2018年8月18日(土) |
ルート | 8/15
飯豊温泉0700~休場ノ峰1020~宝珠山1315~飯豊山1530~本山小屋1550 8/16 本山小屋0710~飯豊山0725~駒形山0740~御西岳0815~御西小屋0820 8/17 御西小屋0830~烏帽子岳1000~梅花皮岳~梅花皮小屋1030~北股岳1110~門内岳1145~門内小屋1150 8/18 門内小屋0920~扇ノ地紙0940~梶川峰1010~湯沢峰1130~飯豊温泉1220 |
3.報告
お盆休み後半の四日間、三泊四日の北アルプステント泊縦走を計画していたが雷雨が予想され、雨の中のテント泊は嫌だなと思い、避難小屋泊まりで縦走できる飯豊連峰に行き先を変更した。
1日目:ダイグラ尾根~本山小屋
新潟を朝5時出発し、7時前には飯豊温泉の車止めに到着。午後から曇り、翌日からは雨予報だったが、駐車場到着時はまだ日差しが差していた。稜線は雲に隠れていたが途切れ途切れで見えた。アブの盛りが完全に過ぎたようで疎らであった。4日分の食料を用意したが、そこそこ重かった。地図によるとダイグラ尾根の途中で水場があるらしかったので、そこで補給すればよいと思い、3L持っているうちの2Lを捨てた。準備を整え、歩き始めた。
登り始めは急登
しばらく登ると長坂清水の道標があった。ザックを降ろし、水ボトルを持って左側の斜面を2,3分下ったら谷地形になった。ただし水は無かった。夏場は枯れているらしい。まだ、1日目の工程の半分も終わっていないし、次の水場は本山小屋までない。ただ、2017年のヨルダン遠征の時に、砂漠のど真ん中の岩山でひどい水不足を経験したが、あのときよりは条件は厳しくないので、水の補給無しで進むことにした。
乾きに耐えながら口数も少なく進んでいたら、雲が濃くなりはじめ、日差しがなくなって涼しくなってきた。もうしばらく進むと完全に雲の中に入った。宝珠山の辺りから飯豊山までノウゴウイチゴとガンコウランの実が盛りを迎えていた。
16時前に本山小屋に到着し、受付を済ませ、コーラを買って飲んだ。結構疲れていたようで一口飲んだら気持ち悪くなった。夕方から小屋番の方や、他の登山者と飲んだ。暗くなってから西の方の空に稲妻が沢山見えた。明日から雨予報だが雷雲もあるらしい。
2日目:本山小屋~御西小屋(停滞)
朝から雨模様だった。昼前から雨脚が強まる予報だったので朝のうちに御西小屋まで移動し、天気が持ちそうなら空身で大日岳まで行くこととした。
御西小屋に着いた頃に雨脚が強まったため、この日はそのまま小屋で停滞することとした。小屋の中にいると、右の壁に雨が打ち付けたり、左の壁に打ち付けたりしていた。かなり天気が荒れているらしいことが分かった。酒を飲んだり(この時にほぼ無くなる)、やたらと時間を掛けてコンソメスープを作ったり、筋トレをして過ごした。夕方までそんなことをして過ごした。我々の後は誰も来ず、小屋には名古屋から来たシングルハイカーの方と我々のみであった。「一緒に飲みましょう。」とお誘いしたら、焼酎とビールをご馳走になった。昼間「酒がなくなる」と騒いでいたのが聞こえていたらしい。多謝。
3日目:御西小屋~門内小屋
この日は朝から強い雨で、大日岳ピストンは諦めることにした。門内小屋に長井山岳会の佐藤さんが、ご馳走を持って上がってくる、という情報が入ったので、門内小屋まで行くことにした。
小屋に着いたら長井山岳会の佐藤さんが到着していた。小屋番の笹川さんも一緒に宴会となった。ジンギスカン、焼きうどん、ビール、焼酎、ウィスキーをご馳走になった。佐藤さんは大量の食材とジンギスカン鍋を担ぎ上げてきたらしい。楽しくて、かなり遅い時間まで飲んでしまった。
4日目:門内小屋~梶川尾根~飯豊温泉
前日に飲みすぎたため、起床が遅くなった。この日は雨も上がり、雲が消え始め、やっと飯豊連峰の全貌を見ることができた。酒とジンギスカンをご馳走になり、完全に満たされたため戦意がなくなったのもあり、予定していた杁差岳はやめて梶川尾根から下山することとした。
感想
トレーニングのつもりだったが、二泊三日でできる工程を三泊四日にし、さらに大日岳、杁差岳を省いたため運動量は格段に減ってしまった。また、門内小屋ではご馳走と酒を戴き、飲みすぎた結果、全容は宴会山行となった。ただ、笹川さん、佐藤さん、成田と次回につながる山の話を色々とできたので良かった。