1. 山域・メンバー
山域・山名 | 粟ヶ岳 |
ルート | 五百川登山口(下田)~粟薬師~粟ヶ岳山頂、往復 |
地図 | 粟ヶ岳(1/25000) |
山行内容 | 冬山尾根 |
メンバー | (L)成海、楡井、戸貝、大江 (峡彩山岳会) |
2. 行動記録
記録 | 楡井 | |
日程 | 2010/2/14 | |
タイム | 2/14 | 五百川登山口7:00~粟薬師9:40~有坂ポール12:00~粟ヶ岳山頂12:40~有坂ポール13:05-13:50~登山口16:10 |
報告
2/13日(土) 夕方、成海・楡井の二人は前泊する。八木鼻の岩壁のすぐ下のオートキャンプ場の東屋は、除雪した雪が積まれて人目を避け丁度良い。トイレも使えた。ゆっくりと寝酒を楽しんでいたら12時を廻った。テント泊。
粟ヶ岳山頂まで
2/14(日) 7:00少し前に集合する。小畑君が都合により参加できなくなった。今日は朝からこの上ない晴天で空気が乾いて気持が良い。用水路沿いの道を進み鉄の橋を渡って休憩する。ここからが山登りだ。
成海Lは今回の目的を訓練から登頂として意気込む、全員が賛成だ。メンバーは少ないがこれだけ晴れ上がった粟ヶ岳に、今日登らずして何時登る?加茂からは大勢がやって来るだろうが下田コースは我々だけだろう。小沢を2本渡っていよいよ急登だ。
ラッセルは思ったより軽く、3順もすると粟薬師に到着した。小屋は2mの雪が屋根に乗っている。この小屋も小俣沢と山頂が見渡せる、もう少し上部にあれば良かったのにと思う。利用者は殆ど居ない様だ。
主稜線に出ると時々クラストも出てきてペースが上がる。加茂の中央登山道が良く見えているが、小屋の付近にトレースは見えない。ずっと下に何人もいる様子で声も聞こえてきたが、彼らは銀マットを広げたのか光が反射していた。よし、我々だけだな。頑張ろう、と思う。
牛の背のナイフリッジも難なくクリヤして一番下の有坂ポールでアイゼンに履き替える。カリカリに凍った斜面に出歯のアイゼンが小気味良い。ピッケルは使わず、ストックで登る。アイゼン装着後、25分で山頂に立った。
粟ヶ岳山頂~五百川登山口
黒々とした川内・下田の山々の先に、すくっと尖った御神楽岳が美しい。飯豊から浅草までが手に取る様だ。
そして登って来た下田コースの牛の背付近が真っ白で、精悍で美しかった。その尾根に印されたワカンのトレースが見事だ。やったァ!山頂は我々だけの物だった。
牛の背まで戻り昼食とした。下山は粟薬師から下部で雪が腐り、歩きにくかったがアっと云う間に下った感じだ。
駐車場でシメを行い家路に就いた。やっぱり登頂が一番の御馳走です。素晴らしい一日でした。
感想
久し振りに冬山登山の醍醐味を味わった。輝く峰・青い空。風も無くて、絶好の登山日和であった。メンバーはいつもの顔ぶれであったが、皆、久し振りの下田コースを堪能できた。来て良かった、やっぱり来なくっちゃ。
反省など
- アイゼンの調整をしていない人がいた。
- 当初目的の訓練を実地出来なかった。→あまりにもの晴天で、山行目的を登頂に変更した。これはこれで、一つの山行。
- 途中で会関係者の訃報が入り、連絡を取りながらの山行だった。→会事務局、皆さんの対応に感謝です。
- 戸貝さんのロッテ・ラミーチョコ、美味しかったです。