谷川/万太郎谷井戸小屋沢右俣 [沢登り]

 

 

1. 山域・メンバー

山域・山名 谷川・万太郎山周辺
ルート 吾策新道入り口から万太郎谷~井戸小屋沢右俣を遡行して往復
地図 茂倉岳(1/25000)
山行内容 沢登り
メンバー (L)都丸、小畑、太子(峡彩山岳会)

2. 行動記録

記録 都丸
日程 2009/7/26 曇りのち一時雨
タイム 7/26 吾策新道入り口7:05~井戸小屋沢出合9:00~1300m二俣12:05~1620m付近登山道14:25-15:05~吾策新道入り口17:00

報告

万太郎谷を行く

透過型堰堤の脇を通って万太郎谷に入渓、本流を歩く。曇り空だが雲は薄く所々に晴れ間も見える。明るい岩盤の石畳は綺麗なところだ。釜のある4m滝は釜の縁をへつって左壁を登る。へつりの一歩が少し悪いが落ちても水の中なので大胆に攻めたい。関越トンネルの通気穴を過ぎ、ナメ状の小滝と釜が続いて快適な区間だ。オキドウキョのトロはお約束通り飛び込む。続く小滝も太子さんがロープを引いて泳いでいくが、水量が多いのか引き返してきた。左岸の巻き道に入る。


堰堤から入渓


本谷のナメ床が綺麗


通気孔


飛べ!


水勢激しく引き返す

井戸小屋沢

井戸小屋沢に入り、最初の3m滝に取り付いてみるものの、落ち口付近が悪そうなのでやめて巻きに入る。と太子さんは直登してきた。さすが。セカンドで小畑が続く。F1・7m滝は水流右のカンテを直登したが微妙に滑りそうで悪い。最初から左岸を巻いた方が良いだろう。その後は両岸草付きの開放的な谷筋に明るいナメ滝と釜が続き、どんどん直登していける。今年は弥彦の滝の沢ばかり3回も行っていた小畑にしてみれば、同じ沢登りでも別世界というものだろう。

小障子沢はやはり雪渓がかかっている。出合から最初の3mCS滝は右をへつっても、中央からシャワーを浴びても行ける。続く2段のCS滝もチャレンジしてみたいところだったが、既に何度かのシャワーを浴びて寒がっていたメンバーに却下され右岸を巻く。草付の台地に上がってそのままトラバースしていくと滝上へはすんなり戻れる。再び連瀑になり、気分爽快な滝登りが続く。18m滝は見栄えも良く、高度感のある登攀を楽しめる。


井戸小屋沢に入る


小障子沢出合の小滝


この滝は右から登る


念のためロープを出す


18m滝

右俣に入る

この日は午後から雨の予報だったので早めに登山道に出たかった。そのため二俣を右に入る。10m滝は小畑がリードする。シャワーを浴びながら水線通しに登り、チョックストーンは乗り越せないので右壁に回りこんで乗り越えた。落ち口付近がちょっと悪く緊張するところだ。2段8m滝は上段のチムニーを登るところが高度感がある。最後の5m位の滝も逆層気味で念のため上からお助けロープを投げた。窪状を詰めてわずかなヤブ漕ぎで登山道に出た。すぐ近くの鉄杭のある小ピークで休憩する。


右俣の10m滝を登る小畑

 遠雷が鳴り出したのであわてて下山、途中で激しい雨と近くで雷も落ちたので大木から離れて避難した。10分も待つと雨はほとんど止んだので、ぬかるみでヌルヌルになった登山道をゆっくりと下った。