1. 山域・メンバー
山域・山名 | 東北南部/鳥海山 |
ルート | 祓川山荘~七つ釜小屋~七高山~祓川山荘 |
地図 | 鳥海山・湯ノ台(1/25000) |
山行内容 | 山スキー |
メンバー | (L)渡辺 (峡彩山岳会) |
2. 行動記録
記録 | 渡辺 | |
日程 | 2009/5/16・曇り時々晴れ | |
タイム | 5/16 | 祓川山荘7:20~七つ釜小屋8:10~七高山10:05-12:00~祓川山荘12:30 |
報告
今週は会の計画で富士山を予定していたが、天候が不調で延期となった。週中に気温が下がり、高山は降雪があったのではないかと思う。日曜からの予報も芳しくなく、それでも土曜日ならば少なくとも午前中くらいは天気が持つ見込み。それならばなるべく北へと云う事で、鳥海山(矢島口)に行って来た。此処へ行けば、とりあえずスキーは出来る。
祓川山荘~七高山
鳥海高原から見た新山北面は素晴らしい。帰路の問題はあるが、いつか行ってみたいコースである。祓川の駐車場は7割くらい埋まっており、戻ってきたら満杯になると思われた。地元ナンバーが多いのは当然として、東日本の各地から訪れている様子、大賑わいである。
今週も降雪が有った模様で、ここから見ても山は2色に染まっている。高曇りの空はどうやら持ちそうだが、ガスって視界が無くなったら終了と決める。準備をしている間に、同郷の先輩岳人にお会いした。私とは所属会こそ違うのだが、さまざまな記録を残されている方で、ネット上でも発表をされている。日頃からいつかはお会いしたいと思っていたので大変に嬉しく、山頂で再開する事にして出発した。
湿原は雪が開き始めたばかり、そこを過ぎて最初の登りからシールで歩く。雪量充分でルートは何処でも取れる。斜面にはシュプールが数本あり、週中は悪天だったので昨日(金曜)と思われる。皆さんお盛んだ。滑りは新雪でブレーキが掛かるだろうが、ガタガタも無い様なので相殺してプラマイ零か。体が慣れ始めた頃、七つ釜小屋に着いた。
コース上は標識がほぼ満遍なく打たれており、視界が無い最悪の状況でも降りる事は出来ると思う。しかし何処でも歩ける状態なので、トレースはそこいら中に着いていた。
沢状地形を過ぎてから通常は左手斜面に取付くが、新山の北方が見たく、そのまま直上して外輪山の縁を目指す。そこからは稲倉岳の眺めが素晴らしかったが、コースから車に戻るのはかなり大変だと判った。
前方に面白いアングルで岩山が見えると、七高山だと勝手に見当をつけて最後の登りに入った。新雪はパック気味となりシールも効いたので、一歩毎に高度が上がる、自分としては珍しい登りでの爽快感があった。
七高山~祓川山荘
シールを剥がして乾杯、日差しも出てきて山日和になった。やや風が在る物の、乾杯に影響する程ではない。太陽の周りに輪が出ていたので眺めていると、もう一つ外に虹を見つけるが、これが何とも良い眺めであった。
1回目を行こうかと云うところで先輩も到着、とりあえず1本滑ってくる旨を告げて200mほど滑る。2色の茶色斜面をメインにしたが丁度良い塩梅、快適ザラメだった。他パーティーは白斜面(即ち新雪)を滑っており、上手い人と云う事もあったが、下が固そうでこれも面白そうである。帰りはこちらをを滑ろうと思う。
登り返して先輩と合流、乾杯する。自己紹介やら山の事やら、楽しい話でした。1時間ほど過ごしたところでガスが掛かり始め、○○も無くなったので下山を始める。
山頂直下の斜面は2人で、その後先輩は写真を撮りながら、私は一足先に駐車場に向かう。最後は新雪が生コン雪になったが、ガタガタにならなかったのは救いだった。
感想など
- まだまだ雪はあります。2~3週は大丈夫でしょう。今のところ、ガタガタもありません。
- 例によって、帰りは酒田の「満月」でした。自分的には鳥海山と満月はセットです。