1. 山域・メンバー
山域・山名 | 浅草岳 |
ルート | 大自然館~1246m~嘉平与ポッチ~浅草岳山頂、往復 |
地図 | 守門岳(1/25000) |
山行内容 | 山スキー |
メンバー | (L)楡井、成海、小畑、戸貝、渡辺 (峡彩山岳会) |
2. 行動記録
記録 | 渡辺 | |
日程 | 2009/3/1 | |
タイム | 3/1 | 大自然館8:15~浅草岳山頂11:55-12:10~前山12:25-13:30~大自然館14:50 |
報告
雪が降らないまま2月も終わりモナカの季節が到来、行先に悩む時期でもある。当初は巻機山あたりを考えていたが、当会会長から「浅草岳はどう?」と打診があり、久しぶりに大人数での山行となった。3年程前に行った時は雨天になり前山の手前まで、頂上は中学のキャンプ以来である。
天気は何とか1日は持つ模様、登り開始が8:00と遅めであったが、これが吉と出るか、はたまたグサ雪地獄となるか。
保久礼小屋~山頂
新潟から6:00に4人が出発、三条で2人が加わり大白川へと向かう。大原集落辺りから雪も増えてスキーをするには支障が無いが、例年よりは少ないのだろうと思う。
大自然館で除雪は終了。そのまま駐車場で準備をしていると、車を移動するようにと注意され道路に止めた。確かに、宿泊者以外は駐車禁止と注意書きがあるのであった。
破間川を上流に向かい白崩沢の橋の手前で右折、林道通しに進む。高曇りで気温が上らなく、凍雪の上を歩いた。林道の終点で1本、今年買ったゾンデ棒で積雪を測ったら2.5mであった。
この辺りは何だかよく判らない地形であるが、帰路で間違っても大事にはならなそうと判断し、昨日のトレースを単純に追っていく。杉林も終わり、もう一息で尾根筋に上ろうかという所で、体調不良の1人がリタイヤした。やがて雲も取れ顔中が汗に塗れてくるが、背後の守門の山が実に白く、気分の良い登りが続く。想像以上に木々が疎で、帰りの滑りにも全く支障がないのも嬉しい。1246mで1本、前方に前岳が現れて先の見通しがついた。
1246m、前岳が見えた
1246m~嘉平与ポッチ~山頂~前岳
嘉平与ポッチは基部をトラバース、下部雪面はクラックが入り始めている。ムジナ沢の詰めを右に見ると前岳への最後の登り、雪が固いので帰りまで緩めば良いのにと思う。
前岳では既に先頭が宴会場を作っている。山頂には行かない、と云う事なので手伝わずにお言葉に甘えてそのまま進む。主稜線に出て振り返ると、鬼ヶ面東壁のすこぶる良い眺めが現れた。
さすがにこの辺ではシュカブラとなるが、今日は風もなくて田子倉湖や只見の町が良く見える。山頂の看板(?)も確認でき、最後の登りに掛かる。
山頂で、中学生の時を思い出す(少しセンチになった)。カメラの電池が切れている様なので後続を待ち、タバコを点けた。
山頂です
もう1枚
先頭が待つ前岳に戻る。一旦下って登り返しとなるのでシールで滑ったが、最後にコケた。最近は守門の保久礼小屋の下りでもコケていなかったので、少しは自信があったのだが・・・。後続とスライドして前岳に到着すると既に準備が出来上がっており、有り難く座らせて貰う。
前岳~大自然館(駐車場)
小雪がチラ付き始めるが視界は充分。さてさて、雪は幾分か緩んだであろうか、と滑りに掛かる。内心は期待していなかったのであるが、これが実に快適な滑り。固雪の上面だけが適当に緩んで、スピードは乗るわ、如何様にも曲がれるわ、で今期最高。これまで、3月→ モナカ→ 滑れない→ つまらん と云うイメージが有ったのだが、天気にハマるとこう云う雪にもなるのか、と再認識した。
嘉平与ポッチもスキーを付ければ何無く通過して、傾斜こそ物足りないが雪質の良きを得て快適な滑りが続いた。