1. 山域・メンバー
山域・山名 | 上越線沿線/平標山 |
ルート | 元橋~ヤカイ沢~右岸支尾根~平標山~元橋 |
地図 | 三国峠(1/25000) |
山行内容 | 山スキー |
メンバー | (L)渡辺・都丸・戸貝(峡彩山岳会) |
2. 行動記録
記録 | 渡辺 | |
日程 | 2008/4/12・曇り時折日差しあり | |
タイム | 4/12 | 元橋8:10~ヤカイ沢出合8:40~1400m9:55~平標山12:00-14:00~元橋15:30 |
報告
週中の天気が今ひとつで、土曜日にやっと回復する模様。山は雲が残るかも知れず、遠出は控えたいムードが漂う。今週は高速が使えてアプローチの利便が良い、平標山ヤカイ沢に行くことにした。先週に続いて上越線沿線なので、積雪の違いなども感じ取れるかもしれない。
新潟~元橋~平標山
比較的コースが短く時間に余裕があるので、高速の割引を活用して湯沢で降りる。R17の7-11は大混雑で、ここでは小雨なのだが東京に近いスキー場なのだなぁと感心した。元橋に近づくと空も明るくなり、もう標高900mを越しているのだが、積雪はとても標高に見合う量ではない。南下したから魚沼とは若干違うのだと感じた。
別荘地を奥まで進むがパトロールがやって来て、国道脇の駐車場に停めるように注意された。2月に行方不明になった長岡の方のポスターがあちこちにあり、気を入れなおして出発する。別荘地の終わりからスキーを着け、一足でヤカイ沢出合となる。始めは雪が少なくて難儀したが、すぐに増えた。山頂は見えないが目指す尾根が現れ、着くまでにガスが取れれば良いのにと思う。
頭上に送電線を見るともう雪は充分で、コース取りに不自由しない。山頂こそガスが晴れないが周囲も明るくなっていき、とりあえず一日楽しめそうだと安心した。1400mの手前の沢からは大量のデブリ、斜面全体が崩壊しているように見えた。この辺は草付の斜面が多い山域だが、それも一因なのであろう。
1400mは二股、右の支尾根に取付こうと思っていたが、尾根左の沢状地形を行き、1700mで支尾根と合流した。冷え込みが無かったのでシールで充分であり、日射もないのでこの雪なら帰りは楽しいだろう。対岸に苗場スキー場や松手山が良く見える。一瞬だが平標山頂も見えたような気がした。
1750mから1850mはブッシュが濃い。もう少し雪解けが進むと下降はつまらないだろう。山の家からの合流付近は視界が50m程となり、ガスの中の歩きになる。3人PでGPSが2台あるので安心であったが、雪庇には気を付けて左寄りを歩いた。帰りに判ったのだが、この辺は充分に広い尾根であり、トレースももっと右に付いていた。降雪期でも雪庇にならないと感じたが、どうであろうか?
先行者が4~5人降りて来て、山頂で視界を待ったが往路を引き返すとの事。雪は表面が氷結していて歩くとパラパラと飛び散るが、滑りには問題ない。吹溜まりが無くて、良い宴会場が作れるかが気がかりだった。
山頂に先行者がいたので写真をお願いする。ヤカイ沢狙いだが、視界が無いので引き返そうかと考えていたとの事だった。我々もヤカイ沢に行きたいが持ち時間は2時間あるので、乾杯の準備を急ぐ。
平標山~元橋
3人の作業は早い、切り出しを積み上げに分かれて効率良く宴会場が出来た。ツェルトは張らなくとも充分で、ヤカイ沢の機会を覗いながらの乾杯であった。
粘ったが時間切れ、往路を戻ることにした。分岐では山の家が見える、ブッシュで100m損をしたが、1700mからの沢状は快適だった。都丸のテレマークは今日も拝めず、来年に期待しよう。
1400mでメインディッシュは終わり、気温が上がらないので此処からでもそれなりにスキーが走ったのは楽が出来た。もう消化試合である、出合の手前でスキーを脱ぎ、舗装の林道を歩いて車に戻った。
感想など
- 工程、アプローチ、滑り、比較的やさしいコースと感じた。3月が面白いのではないか。
- 頂上でガッチリ掘って宴会場を作る、良くも悪くもこれが我々のスタイル。
- 次回は西ゼンに行きたいです。
- 帰路は街道の湯に寄りました。(500円) ここはビールが置いてないので注意。