1. 山域・メンバー
山域・山名 | 会越/会津駒ケ岳 |
ルート | 滝沢橋~共同アンテナ~駒ノ小屋~会津駒ケ岳~源六朗沢源頭~共同アンテナ~滝沢橋 |
地図 | 会津駒ケ岳・桧枝岐(1/25000) |
山行内容 | 山スキー |
メンバー | (L)渡辺・都丸(峡彩山岳会) |
2. 行動記録
記録 | 渡辺 | |
日程 | 2008/3/30・晴れ時々曇り | |
タイム | 3/30 | 滝沢橋6:45~共同アンテナ8:15~会津駒ケ岳10:50-12:40~滝沢橋15:45 |
報告
先週は越後駒ケ岳に行ったので、隣国の会津駒ケ岳にも行かねばならない。桧枝岐観光協会に問い合わせると、29日は除雪が出動したとの事。あわよくば今シーズン最後のパウダーとなるか、毎度のメンバーで新潟を出発した。
桧枝岐まで
安田I.C.を19:50に出発して会津坂下で下車、コンビニに寄ろうかと迷ったが、割安なスーパーで買出しをすることにする。すると行けども行けども店はもう閉まっており、最後の砦であった只見町のコンビニも既に閉じていた。田島への分岐でなんとかコンビニにありつき、何とか買出しが出来た。看板を見つけた時は期待値が5%くらいだったので、本当に助かりました。(このお店も22:00で閉まります。)
桧枝岐の街中を過ぎて、ミニ尾瀬公園でテントを張る。道路の除雪もここまで、2006年3月に燧ケ岳に行った時と同様と思う。駐車上にはモービル3台が車中泊で止まっていたが、暖気を摂る為か夜中に車のエンジンが煩かった。
登山口~山頂まで
昨夜は月が出ていた。予報は晴れだが明日はダメ、夕方には雲が出るだろう。登山口に移動して、トイレの脇に車を置く。本日の特等席である。今日で山スキーが3回目の都丸は、もう何も言わなくとも準備をしている。こうして覚えてくれると、リーダーとして嬉しい。
メジャーなコースなので林道はトレースが多数あり、まだ雪面が固いので歩きにくい。上ノ沢の出合で進路を左に取り、沢筋を登る。再び林道とヘアピンカーブで合うが沢筋を詰めて、最後は左の尾根・1350m付近に出た。この冬コースなら藪が少なく、下りの滑りも楽である。
一登りでヘリポートと共同アンテナ、夏道の合流地点でもある。日が高くなるが、背中から受けるので暑さはそれほどでも無かった。下の村からはスキー場であろうか、放送が聞こえてくる。道路状況を尋ねたとき、今日は大会でシーズン最終日と言っていた。
あとは緩い登りを歩くだけ、ブナ林が針葉樹に変わる頃、右手に稜線が見えた。大戸沢岳の稜線であろう、真っ白な斜面に表層の跡が1箇所あるようだ。
この辺で新雪が2センチ位であった。どうせ尾根筋はグサグサになるとしてしても、頂上直下は残っているのではないか、などと考えながら歩いていた。左から燧ケ岳・至仏山が現れると、もう稜線も近い。
駒ノ小屋を右から捲くと最後の登り、風があったのでジャケットを着ける。帰りはシュカブラ(もどき)が少し引っかかるかな、と思いながら山頂に到着した。
やあやあ、越後の山並みが真っ白だ。先週の越後駒もバッチリ見える。私的には今シーズン一番の眺め、御神楽沢側を滑ろうかとも考えていたが、今日はマッタリと展望を楽しむことにした。宴席を作って湯を沸かすと、尻に根が生えたか2時間も過ぎてしまった。
山頂~登山口まで
帰りは源六朗沢に滑り込む事にする。2回ほど様子を見てターンすると思ったより良い雪で、すかさず下まであと300mと皮算用をした。この雪なら、「途中から尾根に逃げる」なんてケチな事は言わず、沢を全部滑って登り返したい。夜行で来た甲斐があったと云う物だ。
「さあ、沢底までGO!」とリキも入るが、良かったのはここまで。直ぐに重雪になり、ここで尾根に戻れば良かったのだが、まだあるのでは?と未練たらしく沢を進んでしまい、戻るのに苦労した。
もう残りは消化試合である。ヘリポートで一服して、ビーコンの感度を試したりした。都丸も重雪に負けずに付いて来る。林道に降り、一漕ぎで車に戻った。
感想など
- 美しい疎林・広い尾根・展望も抜群、下道が長いのが難であるが、名コースだと思う。
- 帰路は只見町の温泉に寄りました。(むら湯・600円)