マンダロク山(865.9m)[冬山]

1. 山域・メンバー

山域・山名 マンダロク山(865.9m)
ルート 高石 ~ 山頂(往復)
メンバー L 成海(単独、峡彩山岳会)

2. 行動記録

日程 2007/2/25
タイム 2/25 高石部落発6:50~マンダロク山頂9:30-10:20~500m雪原(ランタン宴会場)11:10-11:20~高石部落着12:10

報告(成海)


山頂付近


菅名岳遠望


登って来た稜線

高石部落に到着すると先着している大パーティが山仕度をしており、聞けばランタン会との事で30名近くもいる。その後を追いかけるかたちで出発。日倉山の標識に導かれて進むと大沢の徒渉があり転石で渡る。雪の無い杉林の登山道を進むとランタン会パーティの上村、木村さんがおり挨拶をする。300m付近の送電鉄塔あたりで登山道と別れナタ目のある尾根筋を行く。途中、旧友の江田、渡辺さんと話をする。GPSを見てコース確認している渡辺さんに声をかけると「GPS持ってねんけ。これからは持たねばだめだこて」と言われる。(ランタン会は個人装備で15台ほど持っているとの事)ここからは先頭になり忠実に稜線を枝を掻き分け歩く。細尾根が広くなる500m付近より雪にやつとのる。視界もよく風もなくマンダロクの稜線が見えている。609mピークより雪庇の落ちあげた藪尾根を下降する。鞍部から先は雪の急斜面となっており朝の冷え込みで硬くしまっている。そこはつぼ足でキックステップして高度を上げる。頂上直下の稜線は雪庇が発達しておらずナイフリッジになって続いている。目の前の高みを上り詰めるとマンダロクの山頂で北側に伸びる稜線と南側に日倉山へ続く稜線の分岐点になっている。快晴の中、さえぎるものは何も無く周辺の山々がすべて見えている。「今度は川内の山でも行ってみようか」など思ってしまう。山頂で一人乾杯し1時間近く過ごし来た道を下山する。下りもまだ雪が硬いためピッケルを握り慎重に踵に荷重をかけ斜面を下る。609mピーク手前の鞍部付近でようやくランタン会パーティとスライドする。斜面がまだ硬いので気をつける旨を伝え別れる。その先の550m付近の雪原には宴会場が設営されており上村、江田さんが留守番をしていた。ここで昔話やGPSなど装備の事で情報交換をして別れる。あとは雪面の踏み跡や古いナタ目をたどり着た道を下る。部落手前の大沢の徒渉点は水量が多いと水深が上り大変である。昼頃に高石部落に到着して山行を終える。

感想

先週の五頭に続いて単独行となるが天候も安定しておりマイナーな山なので静かな山登りができるかと思っていたところとんでもなく、賑やかな人達との山行になりました。初めての山でこの時期、期待していた以上に雪がなく残雪期の山のようでした。R49号線を走ると五十島トンネル抜けてすぐ右側に見える山を今回登ることが出来よかったです。それにしてもランタン会の人達の団結力と熟年パワーには驚くばかりでした。