安野川小倉沢ハゲ沢(五頭山一ノ峰)[沢登り]

1. 山域・メンバー

山域・山名 五頭連峰・五頭山一ノ峰
ルート 安野川小倉沢ハゲ沢
地図 出湯(1/25000)
山行内容 沢登り
メンバー 都丸(L)、楡井、戸貝、渡辺国、内山、小畑、山賀(峡彩山岳会)

2. 行動記録

日程 2006/6/18(日)曇り時々小雨
タイム スキー場跡駐車場7:30~入渓8:00~一ノ峰14:00-15:00~下山16:20

報告(都丸)


(1)5mCS滝


(2)2段10m滝


(3)4m滝

新人の小畑、山賀が参加し、峡彩の中心メンバーが参加して五頭の初級の沢・小倉沢を遡行した。
現地についた途端に雨が降り出す嫌な展開。歩き出す頃には雨もぱらつく程度になる。どんぐりの森を抜け、金剛の滝手前のはしごから入渓する。
金剛の滝に着いてメインロープがないのに気づいた。幸いサブロープがあったのでこれで代用。最初にしっかり確認するべきだった。ともかく金剛の滝は右のヒドから巻く。固定ロープでプルージックによる確保の練習になる。沢登り初体験の山賀によれば「大冒険」とのこと。
5m滝は右岸を巻いて鎖をつかんで降りる。しばらく行くと5mCS滝。固定ロープが下がっているので全く問題はない。戸貝さんによればロープのない頃は苦労したと聞く。簡単に巻ける滝もできるだけ直登する。渡辺さんがルートを見ながら続く新人2名にどんどん挑戦してもらう。2段10m滝の下段は階段状でやさしい。上段はフリクションを効かせて右壁から登る。少々度胸のいる箇所で、新人2名は時間をかけながらもしっかり登ってしまう。登攀に関しては成長が期待できそうだ。
二ノ峰沢を過ぎて4m、8m、6mの滝が連続する区間。4m滝は滑りやすいので念のため確保する。8m滝はノーザイルで登り、続く6m滝は右岸を巻く。4mCS滝はまず都丸がとりついてみるが、確保なしでは落ち口までの一歩が思い切れず退却。続く楡井さんが支点をつくり、最後は渡辺さんがバランスで乗り越えた。さすが。最後の12mスラブ滝はフリクションがよく効いて高度感があり楽しい。
登山道からの水場に出て遡行を終える。今日の谷は終始もやがかって視界が悪く、その割に水も空気も生温い奇妙な天気だった。小倉沢は初級の沢とされるが、今日は登れそうな滝は時間をかけて極力直登したおかげでそれなりの手応えはあった。