冬山教室 粟ヶ岳(下田登山口から加茂水源地へ下山)

平成15年2月15日~16日

メンバ― L伊藤 川口 内山 木村 (15日日帰り 佐藤 楡井 戸貝 藤崎)

(16日日帰り 松原 南山 小山 本望)

山行報告

 

2月15日

朝、下山予定の加茂水源地へ向う。が水源地より手前で除雪はストップ。車を置いて成海さんに下田口まで送ってもらう。他に佐藤リ―ダ―を始めとする日帰り隊4名と計8名で出発する。林道から見る粟ヶ岳の山頂には少し雲がかかっているが、よく晴れそうだ。前日に積雪があり早々にワカンを着けた。尾根取付からは膝下のラッセル。日帰りの人達が頑張る。粟薬師の少し上部で講習会をやり弱層テスト、支点の作り方のおさらい。新技術「いわしを切る」を習う。さらに牛が背と呼ばれる細尾根の手前でもう一度救助引き上げの講習。終わると14時近くになり、日帰りの人達と別れ山頂を目指す。細尾根通過後は段々クラストしてぬからなくなった。90度方角が変わり山頂を目の前にすると一面シュカブラでワカンの爪を蹴り込んで歩く。14時45分に山頂。天気は良かったがラッセルが大変なせいか、この日山頂を踏んだのは私達のパ―ティだけだった。雪洞を作れる場所を探すため北峰の方へ進むが、固い雪の上に新雪が積もり、気を抜くとスリップして行きそうなので下りやトラバ―スには神経を使った。八合目まで来ると16時。急いで雪洞作り体勢に入る。少し庇になっているところを横に掘り進め、入り口にブロックを積み、上にシ―トの半雪洞が出来た時には丸い月が昇り始めていた。雪洞内は広く快適だった。

 

2月16日

天気は下り坂。砥沢ヒュッテまではくっきりトレ―スが見えるが雪庇ぎりぎりについていたりする。ヒュッテにてビ―コンと引き上げの復習をしている内に雪が降り始めた。無線で4名水源地から入山とのこと。4合半で対面、温かいものをご馳走になった。3年前も冬山教室で粟ヶ岳に来たが、雪庇の出る尾根はどこを歩けば良いか、まだまだ経験不足で難しいと思った。

記:内山