上越線沿線/阿寺山 [山スキー]


1. 山域・メンバー

山域・山名 上越線沿線/阿寺山
ルート 広堀~阿寺山、山頂周回
地図 五日町・六日町・八海山・兎岳(1/25000)
山行内容 山スキー
メンバー (L)渡辺(峡彩山岳会)

2. 行動記録

記録 渡辺
日程 2011/02/26 晴れ
タイム 2/26 広堀8:50~阿寺山11:45-13:20~広堀14:15

報告

先週に続いて阿寺山へと行った。金曜日に降雪が有ったので、条件が良ければ新雪を味わえるか?

広堀~阿寺山

 午後から天候が回復するとの事で、やや遅いスタート。先行車の2台はいずれも県外ナンバーだった。どこから情報を仕入れるのか、チョット不思議でもある。

 出だしのトレースは足首を超す程度で、上は20~30センチの降雪であろうか。林道はショートカットして尾根末端に着くといつもの通り入道岳が現れる。行く手の尾根は樹氷が映えて、登高意欲が湧くと云うもんだ。天候の回復は午後からと云う予報だったが、あまり早く日が差しても雪が腐るので帰路に困る。

 先週は好天続きだったので根雪の表面はすっかりバーンとなり、その上に昨日の降雪が乗ったと云う歩き難いコンディションだ。もう幾日で3月、クトーが欲しい時期になる。阿寺山はこれで3回目と地形も頭に入り、急斜面~緩斜面を繰り返すこの尾根のリズムにも慣れて来た。高倉山が眼下になれば終わりも近く、最後の急登を越して右からの稜線を合わせる。ガスの中で視界は無いが、風が無く気温も上がっていないので頂上で粘れば一回くらい展望に有り付くだろう。緩登を進んで一時で山頂に着いた。

山頂~広堀

 先行者は、広堀からのスキーPと三国川ダムから歩きのPだった。山頂周辺はガスの中で、中ノ岳はともかく帰路のコースも見えない。ただ無風なのは幸いで、燃料を舐めながらガスが切れるのを待つことにする。

 先行Pが出発するのと入れ替わりで後続のスキーPが到着する。話をしたりして小一時間、やっと日が差してきた。中ノ岳・駒ケ岳と拝んで今週も来た甲斐があった。


中ノ岳


駒ケ岳

 帰路はシャバミ沢の右岸尾根を目指す。高倉山からの合流まで登路のトレースを進み、最初の急壁で右寄りに行く。どこが尾根筋なのかハッキリしない斜面が続くが、やがて尾根型らしくなる。今日はまだ気温が上がらず樹氷も残っており、パウダーこそではないが、生コンでないそれなりに楽しめる雪であった。この尾根は斜度も平均していて、左岸尾根より滑りやすい印象である。

 左手下に白い地形がチラチラと見える。この尾根は1000m付近から方角を変えるので、この「白い地形」に向かって行けば良いのだが、それを沢底と勘違い(実は尾根の緩む個所)してしまい方向を切るのが遅れてしまった。気が付くと尾根の右斜面に入っているし、前方はどう見ても広堀川本流の対岸である。ここで止まって方向を確認するなり登返すなり(登っても10分くらいの筈!)するのが正しくセオリーでも有るのだが、今日は雪が保存され・崩れも無く・調子よく滑って来て止まれなかった。

 幸いに広堀川は2/3くらいが埋まっており、水線通しでシャバミ沢出合に抜けられた。そこからシャバミ沢の右岸~左岸へ渡れる地点まで登返す。先週に右岸を降り過ぎて登返した同じ所をまた登返すとは、全く自己嫌悪である。

 シャバミ沢左岸を降り、登った尾根の末端をトラバースして、取付きに出る。林道にスキーを走らせて、橋からコースを振り返る。

 逆光に浮かぶ阿寺山、今日はお山がお目溢しをしてくれたのだろうと思った。

  • シャバミ沢の左岸尾根も良かったです。登路の尾根より滑りやすいと思います。
  • 帰路に尾根を間違ったのは反省。広堀川が埋まっていて良かった。
  • パウダーの季節は終わったか? もう少し降って欲しいです。