富士山 [山スキー]

 

 

1. 山域・メンバー

山域・山名 富士山
山行内容 山スキー
メンバー (L)成海、小畑、木村(峡彩山岳会)

2. 行動記録

記録 小畑
日程 2010/06/06

報告

春山合宿が終わり、スノートレック(ミニスキー)で遊んでいたら、あっという間にスキーシーズンも終わり。沢トレを一回延期してもらい富士山を滑ることにした。一昨年より、半月遅れではあったが、今年は雪が多いということで期待は膨らんだ。

一昨年同様、前夜発。富士山スカイラインには本土鹿の群れ。カーブは注意が必要。T字路を富士宮登山口の方へ右に曲がってすぐの駐車場にテントを張る。一昨年は新五合目に泊まったが、その後落石事故で死者が出たわけで、「安全登山」の会長判断である。

さて、星空は満天。鹿は「ヒーン、ヒーン」と鳴いている。車も「ブーン、ブーン」と走っている。そして、浅い眠りのうちに朝が来る。

軽い朝食の後、車を走らせ新五合目に着くや、びっくり。雪がない。下から見上げると山頂直下にあるだけのように見えたが、六合目から雪の上で一安心。目の錯覚だ。新五合目から山頂を正しく表現すると「高い」というより「遠い」のだ。

コースタイムをみると、5:50発―八合目9:00―外輪山(鳥居)10:50でちょうど5時間。

一昨年は6時間かかったから、一時間短縮した。これは酸素缶のおかげ。次回はザックの肩ひもにでもつけて、歩きながらいつでも吸えるようにしたい。


【積雪比較】2010年6月6日 木村と小畑


【積雪比較】2008年5月18日 小畑と渡辺

一昨年は剣ヶ峰の鞍部から滑り下りたが、今年は来たルートを滑る。鳥居直下の急な滑り出しでいきなり転ぶ。べったり雪に足を取られた。湿った雪だから滑りもしない。乾いたザラメやアイスであれば、止まらなかったろうに…(そんな雪質であれば、滑らないが)。

さて、天気は快晴。駐車場まで視界がある。眺めは最高!滑りも最高!登り返し無し。適度な中斜面がずーっと、ずーっと続いている。5時間かけて登る意味はここにある!


小畑の滑り

ところで、冷静になって考えると、アプローチが往復で10時間、登り5時間、滑り1時間。帰りは東京方面の中央道が大渋滞で、長野周りで帰る。費用対効果で考えれば、天気予報と積雪情報をもとに、最高の1時間のための15時間にしたい山である。