浅草岳 [山スキー]

1. 山域・メンバー

山域・山名 浅草岳
山行内容 山スキー
メンバー (L)L戸貝 楡井(峡彩山岳会)

2. 行動記録

記録 楡井
日程 2010年2月28日(雪一時曇り)
タイム 3/12 大自然館7:50発  8:35~45林道終点すぐ上(685m) 9:25~35ブナ林930m  11:30桜曽根分岐 山頂12:25~13:50  1077m 14:40  大自然館15:40着

報告

1月の第2例会で提案された山行でしたが、メンバーが集まらず当初からの参加予定の戸貝 楡井のみの山行となった。朝6:00北陸道栄パーキングエリアに集合。走り出すと雨が激しくなったが登山口の大自然館では軽い雪に変わっていた。

支度をしていると会の目黒さんの仲間7人パーティも到着する。「スキーが主な目的なので頂上には行かない」と言っていた。

7:50シールで出発。二人パーティが先行している。林道終点から20メートルほど登った小高い景色の良い所で「目標は山頂だ」とリーダーが言った。左にヤジマナ沢の切れ込みを見ながらどんどん登る。尾根が急になってくるあたりで僕はスキーを担いで一時ツボ足となる。ビンディングのヒールを立てて急斜面にスキーを蹴り込むと、靴を乗せているプレートがヒールから外れて不安定な状態となるからだ。これはビンディングの摩耗の為だ。それにヒールもすぐに倒れてしまう。戸貝さんはスキーアイゼンを効かせて快適に登って行く。先行の二人が990メートル付近、横穴で休んでいたので声をかけると長岡の人だった。二人ともテレマークだった。森林限界からは視界も悪くなり50メートル間隔でルート旗を打って行く。嘉平与ノポッチはいつものルート取りで右側をトラバースしたが雪面が固く、視界が悪い時はスキーを外してピークの真上を通る方が良いと思った。

山頂12時25分到着。ツェルトを張り昼食。他に誰も来なかった。田子倉湖が見えていたが山頂を出発する時視界は30メートル程になっていた。さあ滑走だ。とは言え森林限界まではルート旗を頼りにゆっくりと斜滑降やボーゲンで降りる。前岳ではトラバースルートを取った為、少し緊張させられた。ここも忠実に尾根上を通るべきであった。ガリガリの雪面あり、パウダースノーあり、と晴れていれば快適なコースだが今日は上手く滑れなかった。下部では疲れが出て、戸貝さんについて行くのが精一杯であった。14時40分大自然館着。チリ地震で太平洋側に大津波警報が出ていた。

【反省】

  • 摩耗したビンディングは条件が悪くなるとだましが効かなくなる。新しい物に交換する事。
  • ルート旗は35本使用した。往復登山での信頼性は抜群。その上で地形の観察や感を養う訓練もしよう。


大自然館前


ガスの中


ガスの中トラバース


嘉平与ノポッチ


桜曽根


桜曽根手前


山頂を目指して


浅草岳