登川米子沢 [沢登り]

1. 山域・メンバー

山域・山名 上越国境
ルート 登川米子沢
地図 巻機山(1/25000)
山行内容 沢登り
メンバー (L)都丸、中山、小畑、楡井、成海、内山(峡彩山岳会)

2. 行動記録

記録 小畑
日程 2007/10/21
タイム 10/21 最終堰堤手前7:40~巻機山避難小屋11:30-12:50~最終堰堤手前14:30

報告

前日はあいにくの天候だったが、当日好転。新潟発組は中止も考えたというくらいだから、ラッキーだった。

やまご組は高橋清治さん・楡井会長・小畑の三人。宿の前で身支度を整えていると、成海さんの車がやってくる。車2台で、登山道へ向かう。一台を下山口近くの林道脇に止める。

徒歩で入渓点へ向かっているパーティーを見つける。不思議な顔でこちらを伺っている。それを横目に、もう一台で堰堤補修用の林道終点、入渓地点近くまで行く。(7:26)

川原に下りると、真っ先に出迎えてくれるのが、スリット堰堤。真ん中にすり割が入った堰堤だ。水は伏流している。大きな岩がごろごろとして歩きづらい。山頂を見上げると、うっすら雪化粧。寒そうだ。

しばらくいくと、水が流れ出し、最初の滝に着く。ここで、会長から挨拶。「楽しく・安全に」との訓示がある。(7:56)

ほどなく、滑沢との出会いに。ここで一息つき、滑沢との間の立派な巻き道へ。(8:06)

昨日の雨で、ぬかるんで歩きづらい。立派な道だけにつかまる枝葉が遠くて、逆に不安だ。葉も落ち始め、枯れ枝との区別がつきにくい。

二本目の休憩。(8:25)

林道を徒歩で行っていたパーティーと抜きつ抜かれつになる。次の滝では、先行パーティーが水線通しにロープを出していたので、脇を楡井さんが登る。確保は中山さん。次の谷川でザイルパートナーとなるため、予行演習を兼ねている。


(1)最初のナメ


(2)大滝


(3)トレーニング


(4)思い思いに滝を登る


(5)ゴルジュに入る


(6)2段の滝

 その後も、ぐんぐん標高を稼ぐが、谷は急に狭くなり核心部へ。水線通しに登れる。脇からも登れる。数は少なめだが、ホールドもスタンスもしっかりしたものが多い。

 どこにでも取り付けるような気になる。しかし、緊張感が緩んでは危険だ。

 核心部の終わりでは、楡井さんと中山さんが2回目の予行演習。単独行の青年に追いつかれる。聞けば、東京から来たそうだ。なんだかんだと話をしながら、大ナメ部に入る。紅葉の中、美しい流れに自分も美しくなった気持ちがする。昨日買ったデジカメが活躍する。一通り、満足したところで山頂方面と小屋方面の二股。


(7)チムニー滝


(8)ゴルジュ内の快適な遡行


(9)上部は開ける


(10)大ナメ


(11)大ナメ


(12)源流部の小滝

 雪がちらほら残るなか、手先が凍え始める。自然と足も急ぎ足になるが、昨日自然保護の講習会を受けたので、草付へ逃げずに水線を行くことにした。

 小屋に着くと、自然保護のメンバーが出発するところだった。入れ替わりに小屋へ。ほどなく、清治さんも合流。井戸尾根を登って、牛首まで行ってきたそうだ。

 下山は紅葉の中、気持ちよく下る。3合目から沢に戻るという楡井会長の提案に、都丸リーダーが承諾する。ドンピシャだった。5分ほどで沢に出る。目の前にあのスリット堰堤が出迎えてくれた。